『ゆきゆきて、神軍』、『れいわ一揆』など数々の作品を生み出した原一男監督が贈る、1956年の公式確認から今年で65年となる水俣病をテーマにしたドキュメンタリー映画『水俣曼荼羅』が、今秋に公開されることが決定した。併せて、特報映像がお披露目となった。
日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。本作は、その補償をめぐっていまだ裁判の続く患者たちの戦いを15年にわたって撮影し、5年間の編集を経て完成させたドキュメンタリーで、裁判の経過とともに人々の日常生活や水俣病をめぐる学術研究までが網羅された一大叙事詩だ。監督は、『ゆきゆきて、神軍』、『れいわ一揆』の原一男が務める。
本作はドキュメンタリー『水俣 -患者さんとその世界』などで知られる故・土本典昭監督に捧げる映画として製作され、6時間越えの大作ながら、世界中の映画祭から上映のオファーが相次ぎ、ロッテルダム国際映画祭、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭、上海国際映画祭、香港国際映画祭、釜山国際映画祭、東京フィルメックスなどで話題になった。
『水俣曼荼羅』
今秋 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
監督:原一男
配給:疾走プロダクション
【作品概要】 日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。その補償をめぐっていまだ裁判の続く患者たちの戦いを15年にわたって撮影し、5年間の編集を経て完成させたドキュメンタリー。裁判の経過とともに人々の日常生活や水俣病をめぐる学術研究までが網羅された一大叙事詩だ。
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