「ユダヤ人を全員追放しろ」ホロコーストに加担したノルウェーの罪とは?『ホロコーストの罪人』予告編&場面写真

ホロコーストに加担したノルウェー最大の罪を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』が、8月27日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

本作は、ユダヤ人家族の悲劇と運命を描くとともに、ホロコーストにノルウェー秘密国家警察が加担していたノルウェー最大の罪を描いた実話。第二次大戦中、ユダヤ人一家のブラウデ家族はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていたが、ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻すると状況は一変する。チャールズらユダヤ人男性はベルグ収容所へと連れて行かれ、厳しい監視のもと強制労働を強いられていた。一方、母とチャールズの妻は彼らの帰りを待ちながら、スウェーデンへの逃亡も準備していた。しかし、1942年11月、ノルウェー秘密国家警察とタクシー運転手によって、ユダヤ人全員がオスロ埠頭へと強制移送された。そこで待ち構えていたのはアウシュヴィッツへと向かう船だった…。

予告編は、収容所でチャールズたちが銃を持つ監視官に「寝ろ。さっさと横になれ」と命令される衝撃的なシーンから始まる。第二次大戦中、ユダヤ人一家のブラウデ家はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていた。しかし、1940年4月9日ナチス・ドイツがノルウェーに侵略してから状況は一変する。家族へユダヤ人の調査票が届き、両親にチャールズは「違う、俺はノルウェー人だ。ユダヤ人なんて迷惑だ」と主張するが、証明書にユダヤ人を表すJのスタンプを押されてしまう。秘密国家警察副本部長のクヌートは“ユダヤ人を全員追放しろ”と命じられたことにより、ユダヤ人は次々と逮捕され、ブラウデ家も父親と3人の息子が捉えられ、ベルグ収容所に送られてしまった、絶望に打ちひしがれる母サラとチャールズの妻ラグンヒル。収容所では、厳しい監視下のもと「歴史がお前たちをこの収容所に呼んだ」と虐げられ、強制労働をさせられていた。ホロコーストに加担したノルウェーの罪とは一体何か…?

場面写真には、遠くを見つめるチャールズの姿や、息子3人が絶望に打ちひしがれ抱き合い慰め合うカット、収容所の所長に、泥の中で髪を引っ張られ引きずられるシーンが収められる。

『ホロコーストの罪人』
8月27日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督:エイリーク・スヴェンソン
脚本:ハラール・ローセンローヴ=エーグ ラーシュ・ギュドゥメスタッド
製作:マーティン・サンドランド
音楽:ヨハン・セデルクヴィスト
出演:ヤーコブ・オフテブロ クリスティン・クヤトゥ・ソープ シルエ・ストルスティン ピーヤ・ハルヴォルセン ミカリス・コウトソグイアナキス カール・マルティン・エッゲスボ
配給:STAR CHANNEL MOVIES

【ストーリー】 第二次大戦中、ユダヤ人一家のブラウデ家族はボクサーの息子チャールズが結婚し、幸せな日々を送っていたが、ナチス・ドイツがノルウェーに侵攻すると状況は一変する。チャールズらユダヤ人男性はベルグ収容所へと連れて行かれ、厳しい監視のもと強制労働を強いられていた。一方、母とチャールズの妻は彼らの帰りを待ちながら、スウェーデンへの逃亡も準備していた。しかし、1942年11月、ノルウェー秘密国家警察とタクシー運転手によって、ユダヤ人全員がオスロ埠頭へと強制移送された。そこで待ち構えていたのはアウシュヴィッツへと向かう船だった…。

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