お笑いコンビ・品川庄司として活躍する一方、映画監督としても活躍する品川ヒロシの6年ぶりとなる長編映画最新作で、男女フォークデュオHONEBONEのEMILYが主演を務める『リスタート』が、7月16日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。
北海道下川町で育ち、シンガーソングライターを目指して上京した未央は、思い描いた夢とは異なるものの、地下アイドルとして活動していた。だが有名アーティストとのスキャンダルによってSNSで炎上。未央は夢に破れ傷つき故郷に帰るが、ひとり殻に閉じこもってしまう。そんな中、同級生の大輝は、未央を思い出の場所へと連れ出す。自然豊かな景色、支えてくれる仲間や家族の存在によって未央はゆっくりと前を向き始める。
本作は、北海道・下川町と吉本興業がSDGs推進における連携協定を結び発足したプロジェクトで、2019年6月から9月まで実施したクラウドファンディングで目標金額を大きく超え、700名からの支援を集めることに成功。そうしたサポートを受けながら、下川町の自然を余すことなく映像に落とし込んだ意欲作である。
品川監督初の女性主人公に抜擢されたのは、男女フォークデュオHONEBONEのボーカルを務め、数々の雑誌や広告でモデルを務めるEMILY。テレビに出演した際に、それを偶然見ていた監督が「この子しかいない!」と熱烈オファー。初めての映画出演で、自然体の芝居と圧巻の歌声を披露する。そして彼女を支える同級生役に、劇団EXILEの一員として俳優活動を行い、ラッパー、デザイナーとしてもマルチな才能をみせるDOBERMAN INFINITYのSWAY、父親役に昨年初プロデュース作品『影に抱かれて眠れ』が公開され、映画・ドラマと数々の作品に出演する演技派俳優・中野英雄が脇を固めるほか、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、岩崎う大(かもめんたる)、西野亮廣(キングコング)などバラエティ豊かなキャストも多数出演する。
予告編は、「東京に出て、絶対売れてビッグになる」と友人の前で力強く宣言する未央(EMILY)のシーンから始まる。夢見たシンガーソングライターではないが、東京で地下アイドルとして一生懸命活動する未央。しかし意図せず起きた有名アーティストとのスキャンダルによって突然契約解除を告げられ、SNSやネットでの誹謗中傷を受け、更には応援してくれていたファンからの暴行により、心身ともに深く傷ついてしまう。故郷である北海道・下川町に帰った後も、周囲に馴染むことができずにひとり殻にこもり、不安を抱え苦悩する。しかし、自然豊かな景色や、「ここには“いいね”もなければ炎上もない」、「28歳で人生終わったみたいな顔すんな」という同級生・大輝(SWAY)の言葉、何があってもありのままの自分を受け入れてくれる家族と仲間の存在によって、徐々に心を取り戻していく。映像後半には、EMILYが本作のために書き下ろした主題歌「リスタート」が流れ、力強く響くその圧巻の歌声によって、どん底から立ち上がる、希望を感じさせる予告編となっている。
ポスタービジュアルは、スポットライトに照らされてまさにこれから歌い出す未央の姿が印象的。劇中歌の歌詞でもある「ただ、一歩ずつ」というキャッチコピーも添えられ、作品名『リスタート』と合わせて、未央の静かで強い決意を感じさせる。
『リスタート』
7月9日(金)より、北海道地区先行公開
7月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国公開
監督・脚本:品川ヒロシ
音楽:HONEBONE
出演:EMILY(HONEBONE) SWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE) 品田誠 朝倉ゆり(エラバレシ) 夏目ベール(純情のアフィリア) 藤井俊輔 向井日菜海 阿部隼也 かんた 岩崎う大 もりももこ 西野亮廣(キングコング) 松田大輔(東京ダイナマイト) 庄司智春(品川庄司) 小杉竜一(ブラックマヨネーズ) 黒沢あすか 中野英雄
配給:吉本興業
【ストーリー】 北海道下川町で育った未央(EMILY)は、シンガーソングライターを目指し上京。10年の月日が経ち、思い描いた夢とは異なるものの、地下アイドルとして一生懸命に活動していた。意図せず起きた有名アーティストとのスキャンダルによって、世間からバッシングを受け、SNSで炎上。夢に破れ傷つき、故郷に帰ってきた未央だったが、周囲とも上手く接することが出来ずひとり殻に閉じこもってしまう。そんな中、同級生の大輝(SWAY)は、未央を思い出の場所へと連れ出す。自然豊かな景色、支えてくれる仲間や家族の存在によって未央はゆっくりと前を向き始める。
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