千原ジュニア × 熊澤尚人監督 小路啓之の傑作漫画を映画化『ごっこ』10月公開決定!

社会の暗部をファンタジックに描いた小路啓之による同名漫画の実写化となる、千原ジュニア主演の映画『ごっこ』が10月20日より公開されることが決定し、併せてポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

本作は、不器用な父性愛と自己犠牲の連鎖を描いた、父と娘の物語。まるで仲の良い父娘の日常生活のようでありながら、社会的な孤立から生まれたふたりの“ごっこ生活”の行く末には、衝撃的なラストが待ち受ける。

主人公・城宮(パパやん)を演じるのは、千原ジュニア。父親らしい顔の裏に狂気を内包する難しい役を渾身の演技で魅せる。城宮の娘・ヨヨ子には、ドラマ「悦ちゃん」に出演し、天才子役として話題の平尾菜々花。そして、二人を見守る商店街の住人に、優香、秋野太作、中野英雄、石橋蓮司ら実力派俳優が顔を揃える。主題歌は、川谷絵音が書き下ろした、indigo la Endによる「ほころびごっこ」に決定。本作で初の映画主題歌を担当する。監督は、『ユリゴコロ』で新境地を切り開いた熊澤尚人、脚本には『凶悪』の髙橋泉が参加している。

キャスト&スタッフ コメント

■熊澤尚人監督
この物語の主人公は、引きこもりなのに、幼女を誘拐してしまうという大変難しい役どころですが、千原ジュニアさんの唯一無二で大胆、まさに怪演といえる演技力で、上手く生きられない人間の心のズルさ、葛藤、愛情をいかんなく表現できました。謎を抱えた幼女の不可思議さを見事に演じてくれた平尾菜々花さん、主人公の幼馴染を繊細に演じた優香さん、3人のアンサンブルは必見です。是非ご期待下さい!

■千原ジュニア(城宮役)
ごっこ、やっと、きっと、ぐっど。

■川谷絵音(indigo la End ボーカル&ギター)
「ごっこ」の主題歌を作るにあたり、僕は初めて作曲旅行というものを敢行しました。映画を見たのは旅先の宿のハンモックの上でした。見た後色んな感情が湧き上がり持ってきたクラシックギターで全然違う曲を3曲も作ってしまいました。そして満足した僕は旅館のご飯を食べ、温泉に入り、良い旅だったなと布団に入り目を瞑った。その瞬間でした。ごっこの最後の10分間のシーンがフラッシュバックしました。軽い夢作曲のような状態。これだ!と思う曲の雰囲気を掴みました。作った3曲はボツにしようと決めた。そのまま僕は眠りにつきました。起きて家に帰り、夢作曲した曲をギターにおこしスタジオで何かに取り憑かれたように一気にメンバーと作り上げました。夢作曲は僕もなかなか経験したことがないので、それを呼び起こした「ごっこ」という映画には愛しかありません。これ以上の主題歌はないと思います。ぜひ最後まで聴いてください。アウトロが終わる時、映画が完成します。

『ごっこ』
10月20日(土)より、ユーロスペースほか全国順次ロードショー
監督:熊澤尚人
原作:小路啓之「ごっこ」(集英社刊)
脚本:熊澤尚人 髙橋泉
主題歌:indigo la End「ほころびごっこ」
出演:千原ジュニア 優香 平尾菜々花 ちすん 清水富美加 秋野太作 中野英雄 石橋蓮司
配給:パル企画

【ストーリー】 大阪の寂れた帽子店には、40歳目前にも関わらずニートの城宮と、5歳児・ヨヨ子の親子が仲睦まじく暮らしていた。実はこの二人、他人に知られてはいけない秘密を抱えた親子だった。十数年ぶりに城宮が実家に戻ったことを知る幼馴染で警察官のマチは、突如現れたヨヨ子に疑いの目を向ける。ごっこ生活のような不安定な二人のその日暮らしはある日突然、衝撃の事実によって崩壊してしまう…。

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