ロカルノ国際映画祭でヤング審査員特別賞とフィルムメーカーズ・オブ・ザ・プレゼント部門ISPEC特別賞を受賞したドキュメンタリー映画『犬は歌わない』の公開日が6月12日に決定し、併せて、予告編と場面写真がお披露目となった。
1950年代、東西冷戦の時代。ソビエト連邦は宇宙開発に向けて様々な実験を繰り返していた。その中の一つがスペース・ドッグ計画。世界初の“宇宙飛行犬”として飛び立ったライカは、かつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いている。そして街にはこんな都市伝説が生まれていた。ライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっている…。本作は宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会を宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す、モスクワの街角と宇宙が犬たちを通して交差する新感覚のドキュメンタリー映画。
『犬は歌わない』
6月12日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国公開
監督・プロデューサー:エルザ・クレムザー レヴィン・ペーター
撮影監督:ユヌス・ロイ・イメル
音楽:ピーター・サイモン ジョナサン・ショア
ナレーション:アレクセイ・セレブリャコフ
配給:ムーリンプロダクション
【作品概要】 宇宙犬として有名なライカはかつてモスクワの街角を縄張りにする野良犬だった。宇宙開発に借り出された彼女は宇宙空間に出た初の生物であり、初の犠牲者となった。時は過ぎ、モスクワの犬たちは今日も苛酷な現実を生き抜いていた。そして街にはこんな都市伝説が生まれていた。ライカは霊として地球に戻り、彼女の子孫たちと共に街角をさまよっている…。宇宙開発、エゴ、理不尽な暴力、犬を取り巻くこの社会を、ソ連の宇宙開発計画のアーカイブと地上の犬目線で撮影された映像によって描き出す。
©Raumzeitfilm