『マンマ・ミーア!』、『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を手掛けたフィリダ・ロイド監督の最新作『サンドラの小さな家』が、4月2日より公開される。このほど、本作の日本版予告編、ポスタービジュアル、新場面写真がお披露目となった。
本作は、アイルランド・ダブリンを舞台に、住まいを失った若い母親サンドラと2人の娘たちが、隣人たちと助け合いながら自らの手で小さな家を建てる物語。1月24日時点で米映画批評サイト「ロッテントマト」では満足度93%を記録し、バラエティ誌が選ぶ2020年ベスト映画第4位に選出。さらには、2月5日に発表された英国アカデミー賞のロングリストでは、イギリス映画の作品賞部門英国作品賞候補20作品に選ばれた。
日本版予告編では、夫の暴力に耐えかね娘を連れて家を飛び出すも、お金もまともな職もなく孤独な中、愛する娘達のために前に進もうとするサンドラ(クレア・ダン)のたくましい姿が映し出される。長編初主演のダンの脇を固めるのは、デイムの称号(大英帝国勲章)を持つベテラン女優のハリエット・ウォルター、イギリスの演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し、「ゲーム・オブ・スローンズ」の狡猾な諜報機関の頭、ヴァリス役が記憶に新しいコンリース・ヒル。母サンドラを支える娘役の愛らしい子役たちの名演も見逃せない。
ポスタービジュアルには、サンドラと娘、彼女の「自力で家を建てる」という無謀な計画に協力する多様な顔ぶれの隣人たち、そして全て手作りで建てられた小さな家が収められ、心温まるビジュアルになっている。「世界は変えられる。この場所があるから。」という希望あふれるコピーに、アイルランドのシンボルカラーであるグリーンが印象的だ。
場面写真には、サンドラの雇い主であるペギー(ハリエット・ウォルター)の温かい眼差し、駐車場で膝を抱えるサンドラと娘のエマ、セルフビルドの建設現場、サンドラと一緒に家を建てる仲間たち、愛らしい二人の娘たち、建設現場の傍らに娘のモリーが作ったダンボールの家などが切り取られている。
『サンドラの小さな家』
4月2日(金)より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
監督:フィリダ・ロイド
共同脚本:クレア・ダン マルコム・キャンベル
出演:クレア・ダン ハリエット・ウォルター コンリース・ヒル
配給:ロングライド
【ストーリー】 シングルマザーのサンドラ(クレア・ダン)は、二人の幼い子どもたちと共に、虐待をする夫のもとから逃げ出すが、公営住宅には長い順番待ち、ホテルでの仮住まいの生活から抜け出せない。ある日、娘との会話から小さな家を自分で建てるというアイデアを思いつく。サンドラはインターネットでセルフビルドの設計図を見つけ、清掃人として働いている家のペギー(ハリエット・ウォルター)、建設業者のエイド(コンリース・ヒル)など、思いがけない人々の協力を得て、家の建設に取り掛かる。しかし、束縛の強い元夫の妨害に遭い…。サンドラは自分の人生を再建することができるのだろうか?
©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film
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