賞レースを席捲する数多くの名作を世に送り出してきたサーチライト・ピクチャーズが、『スリー・ビルボード』の名優フランシス・マクドーマンドを再び主演に迎え、新鋭監督クロエ・ジャオと共に贈る最新作『ノマドランド』が、3月26日より公開される。このほど、本作のポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。
本作は、ジェシカ・ブルーダーによる原作ノンフィクションをもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービー。2020年9月2日から12日に渡り開催された第77回ベネチア国際映画祭では金獅子賞、さらにはアカデミー賞にもっとも近い賞との呼び声も高い第 45 回トロント国際映画祭では観客賞を受賞。それぞれの映画祭における最高賞を制覇するという史上初の快挙を成し遂げ、本年度アカデミー賞最有力作品として賞レース最前線を独走中だ。
ポスタービジュアルには、アメリカの広大な自然と夕焼け空のなかを、車上で生活を送るノマドの主人公・ファーン(フランシス・マクドーマンド)がたったひとりで歩んでいく姿が収められる。
10年以上も車上で生活する実際のノマドたちが主要キャラクターとして出演するほか、マクドーマン自身も撮影期間中にノマド生活や労働に身を投じるなどリアルを追求した撮影が行われた本作。場面写真では、ノマドの日常のなかで自然と溶け込み合うマクドーマンドや実在のノマドたちの姿が確認できる。
『ノマドランド』
3月26日(金) 全国公開
監督:クロエ・ジャオ
原作:ジェシカ・ブルーダー「ノマド:漂流する高齢労働者たち」
出演:フランシス・マクドーマンド デヴィッド・ストラザーン リンダ・メイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
【ストーリー】 企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーン(フランシス・マクドーマンド)は、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、“現代のノマド=遊牧民”として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく。
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