山本英夫原作の累計発行部数400万部超えのカルト漫画を、主演・綾野剛、監督・清水崇で映画化する『ホムンクルス』が、2021年4月2日に公開されることが決定した。
本作は、“人間の正体”がリアルに映し出される衝撃的サイコミステリー。記憶も社会的地位もなくした主人公が、頭蓋骨に穴を開ける禁断の実験「トレパネーション」を受け、それ以来、男の左目には人間の心の歪みが異形として見えるようになり、自らの記憶に隠された衝撃の真実と共に狂った運命の歯車が動き出していく。
監督は、『呪怨』シリーズ、『犬鳴村』など、国内外で活躍する日本ホラー界の巨匠・清水崇。異形の姿をした登場キャラクターのビジュアル描写や独創的な内容から、9月の実写化情報公開時にも驚きと不安と期待の声でタイトルワードがトレンド入りし話題となったが、原作連載開始から10年以上を経て、清水崇監督と綾野剛の初タッグ作品として実写映画化される。
さらに、本作は企画段階よりNetflixでの全世界独占配信が決定。日本国内のみ全国の劇場で先行公開される。撮影は2019年12月から2020年1月に物語のスタート地でもある東京・新宿の高層ビル群がそびえ立つ西新宿を含む東京都内などで行われた。
■綾野剛(主演) コメント
全てが初めてでした。世界観も、表現も、生き方も。僕が山本英夫先生の漫画の世界に初めて触れた時、今までに出会った事のない感覚や悍ましさ、人間の奥底に眠る境地がそこにありました。映像作品となる本作にもその世界は確かに存在しました。世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします。
■清水崇(監督) コメント
人の精神面を可視化して描いている原作に惹かれました。撮影しながら、次第に綾野君はじめとする俳優やスタッフ陣、そして自分のホムンクルスが見えてきました。どこのどんな文化圏の人にも通じる“人の脆さ”や“距離感”、その“交差”や“生きる価値観”などを本作で少しでも見つめ直したり、共有してもらえたら…と思います。
■山本英夫(原作) コメント
人間(肉体)というタマネギの皮をむいていったら、その人の〝魂〟はどんなカタチをしているのか・・・・・・?そんな興味から、『ホムンクルス』を作ったのを覚えています。それが、10年経った今、、まさか実写映像で見られるとは・・・・・・とっても嬉しいです!!しかも、〝魂〟を視る主人公を、綾野剛さんが演じてくれるとはピッタリだと思いました!他の俳優陣も豪華キャストで・・・・・・はよ見せて。
『ホムンクルス』
2021年4月2日全国公開
監督:清水崇
原作:山本英夫「ホムンクルス」
出演:綾野剛
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ