チャドウィック・ボーズマンの44歳の誕生日にマイケル・B・ジョーダンらがメッセージ「僕たちを見守り続けて」

『ブラックパンサー』でティ・チャラ/ブラックパンサー役を演じ、今年8月に結腸がんのため43歳で死去したチャドウィック・ボーズマンの44回目の誕生日を記念して、マイケル・B・ジョーダン、マーク・ラファロらマーベル仲間がメッセージを発信した。

▲チャドウィック・ボーズマン(左)、マイケル・B・ジョーダン(右)
マイケル・B・ジョーダンのインスタグラム(michaelbjordan)より

11月29日に迎えたチャドウィックの44歳の誕生日に、『ブラックパンサー』でキルモンガー役を演じたマイケル・B・ジョーダンは、「王よ、僕たちを見守り続けてください。誕生日おめでとう。会いたいよ」と祝福のメッセージ。チャドウィックを後ろからハグしているモノクロのフォトで思い出を振り返った。

『アベンジャーズ』シリーズでブルース・バナー/ハルク役で出演したマーク・ラファロは、2018年公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の撮影中に誕生日を迎えたチャドウィックを、キャスト&スタッフが「ハッピーバースデー」の歌を歌ってお祝いした動画を公開。「チャドウィック、今日はあなたの情熱と愛、そして輝きを思い出している。ハッピーバースデー。タイムトラベルで、この瞬間に戻ることができたらいいのに」と想いをつづった。

▲オコエ役のダナイ・グリラとハグをするチャドウィック
マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

『ブラックパンサー』でナキア役を演じたルピタ・ニョンゴは、チャドウィックと手を握り合っている2ショットをアップし、「心から愛している。とても恋しい」とメッセージを添えた。

▲ルピタ・ニョンゴのインスタグラム(lupitanyongo)より

このほか、マーベル・スタジオは、チャドウィックの印象的なシーンを散りばめた、スペシャルな紫のオープニング・ロゴ映像をSNSでシェア。さらに、ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、ヴィオラ・デイヴィス、ジョシュ・ギャッドら俳優仲間がSNSにバースデーを祝したメッセージを投稿している。

チャドウィックは2016年にステージ3の結腸がんと診断され、4年間の闘病の末、8月28日に死去。がんがステージ4に進行するなか、手術や化学療法を行いながら闘病中も映画の撮影に参加していた。

チャドウィックは、『エクスプレス/負けざる男たち』(2008)で長編映画デビュー。『42 〜世界を変えた男〜』(2013)では、アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン役を、『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』(2014)では、ソウルシンガーのジェームス・ブラウン役を熱演した。その後、MCU初の黒人ヒーロー、ブラックパンサー役に抜擢され、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で初登場。単独映画『ブラックパンサー』(2018)は歴史的大ヒットを記録し、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でも同役で出演した。

そのほか、アフリカ系アメリカ人として史上初となる合衆国最高裁判所の判事に任命された弁護士を描く『マーシャル 法廷を変えた男』(2017)、スパイク・リー監督の『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)などに出演。遺作となる『マ・レイニーのブラックボトム』は、12月18日にNetflixで配信がスタート。最後の主演作となるクライム・アクション『21ブリッジ』は、2021年4月に日本公開予定だ。