チャドウィック・ボーズマンの死去から1年、『ブラックパンサー』マイケル・B・ジョーダンらが追悼メッセージ

マーベル映画『ブラックパンサー』でティ・チャラ/ブラックパンサー役を演じたチャドウィック・ボーズマンが、昨年8月28日に結腸がんのため43歳でこの世を去ってから1年。マイケル・B・ジョーダンら俳優仲間が追悼メッセージをインスタグラムで発信した。

▲チャドウィック・ボーズマン(左)、マイケル・B・ジョーダン(右)
マイケル・B・ジョーダンのインスタグラム(michaelbjordan)より

『ブラックパンサー』でキルモンガー役として出演したマイケル・B・ジョーダンは、チャドウィックとの仲睦まじい2ショットをアップ。「あなたのことを思わない日はない。あなたを愛してるし、会いたいよ。でも、あなたが今も僕たちのそばにいることはわかってる」とコメントした。

『ブラックパンサー』でナキア役を演じたルピタ・ニョンゴも思い出の2ショットをアップし、「彼の笑い声と沈黙を同じくらい恋しくなるなんて今まで知らなかった。彼が亡くなって1年、彼の思い出は私の中で生きている」とメッセージ。

▲ルピタ・ニョンゴ(左)、チャドウィック・ボーズマン(右)
ルピタ・ニョンゴのインスタグラム(lupitanyongo)より

マーベル映画で共演したハルク役のマーク・ラファロは、「時間がこんなに早く過ぎるなんて信じられない。チャドウィック、今日はあなたのことを思っている」とつづった。

▲マーク・ラファロのインスタグラム(markruffalo)より

このほかにも、『マ・レイニーのブラックボトム』で共演したヴィオラ・デイヴィス、『マーシャル 法廷を変えた男』で共演したジョシュ・ギャッド、友人で『ジュマンジ』シリーズで知られるケヴィン・ハートらが追悼コメントをSNSに投稿している。

チャドウィックは2016年にステージ3の結腸がんと診断され、2020年8月28日、4年間の闘病の末に43歳の若さで亡くなった。声明文には「真のファイターであるチャドウィックは、病気に耐え忍び、皆さんが愛するようになった多くの映画に出演しました」「『ブラックパンサー』でティ・チャラ王に命を吹き込んだことは、彼のキャリアにおける名誉でした」と記され、妻や家族に見守られながら自宅で亡くなったと伝えられた。

チャドウィックは、TVドラマなどに出演後、『エクスプレス/負けざる男たち』(2008)で長編映画デビュー。『42 〜世界を変えた男〜』(2013)ではアフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソン役を、『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』(2014)ではソウルシンガーのジェームス・ブラウン役を熱演した。その後、MCU初の黒人ヒーロー、ブラックパンサー役に抜擢され、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で初登場、単独映画『ブラックパンサー』(2018)は歴史的大ヒットを記録し、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)でも同役で出演した。

闘病中は手術や化学療法を受けながら、『マーシャル 法廷を変えた男』(2017)、『ザ・ファイブ・ブラッズ』(2020)、『マ・レイニーのブラックボトム』(2020)などの映画に出演した。8月11日にディズニープラスで配信されたマーベル・スタジオのアニメーション作品「ホワット・イフ…?」(2021)ではティ・チャラ役のボイスキャストを務めている。