小林聡美「こんな時だからこそ、特別なドラマになるといいな」松本佳奈監督作「ペンションメッツァ」2021年1月放送!

『マザーウォーター』、『東京オアシス』の松本佳奈監督が、小林聡美主演で贈るドラマ「ペンションメッツァ」が、2021年1月15日よりWOWOWプライムにて放送されることが決定した。併せて、特報映像がお披露目となった。

本作は、映画『かもめ食堂』や『めがね』をはじめ、ジャンルを超えた様々なシーンで、自然体で生きる女性を演じてきた唯一無二の女優・小林聡美が、長野の別荘地、カラマツ林に建つ1軒の家でペンションを営む女主人役に挑み、1話毎に異なる個性的なゲストが、そのペンションを訪れる古くからの友人や、思わぬ出会いを果たす人物を演じ、二人芝居で繰り広げるオリジナルストーリー。誰の日常にも起こりえる転機で、本当に大事なこととは一体何かを教えてくれる。

『マザーウォーター』や『東京オアシス』の松本佳奈監督が、「連続ドラマW パンとスープとネコ日和」や「ドラマW 山のトムさん」のスタッフとともに作り上げる。

■小林聡美 コメント
Q:「ペンションメッツァ」の出演が決まって。
世の中が不穏で大変な時期に、ドラマ制作に関われることのありがたさと同時に緊張感もありました。こんな時だからこそ、特別なドラマになるといいな、とも。

Q:脚本を読んでの感想。
毎回ほぼ二人芝居で、初対面もあれば旧知の人もいるけれど、どのエピソードも書き手の個人的な思い入れのある物語に違いないと思うくらい、かなり深いことも語りあっていて。そんな風に誰とも語り合える関係をすぐに築ける主人公って、どんな人?一所にずっといて、外からの人との関わりの中から広がる世界に暮らすってどんな感じ?と想像を巡らせました。

Q:今回の舞台である長野のロケーションについて。
緑に囲まれたロケ地は本当に爽やかで、日中は暑くても朝晩は涼しい。撮影で心身が疲れたときも、外の空気を吸ったり自然の音を聴いたりして癒されました。お弁当も毎回土地ならではのものが丁寧に詰められていて美味しかった!宿泊先からロケ地に向かう途中の山々や田んぼや畑も美しくて、毎日車窓から眺めるのが楽しみでした。

Q:何度もタッグを組んでいる松本監督の印象。
野郎どもに囲まれた小柄な監督が、カット割りなど指示している姿はカッコよかったです。どのシーンも、テストなしのいきなり本番でしたが、そんな潔さも。いつも落ち着いているくせに、可笑しいことが大好きな監督の作品は、観客としてもいつも楽しみです。

Q:視聴者へのメッセージ。
誰もが持っている自分だけの物語を、話したり聴いたりする贅沢な時間。きっとどのエピソードにも共感できる何かがあるはずです。魅力的な客人たちとの、そんな贅沢なひとときを、森の美しさと共に味わっていただけたら嬉しいです。

■松本佳奈(監督) コメント
Q:「ペンションメッツァ」の脚本・監督が決まって。
このドラマの企画が始まったのは、5月の終わりでした。世界が想像もしなかった状況になり、まだこの先どうなっていくのかわからない不安もありました。人と人が出会い、顔を合わせて話をする。そんなシンプルな話を作りたいと思いました。スタッフと話しながら、また皆と一緒に映像を作れるということにワクワクしました。

Q:今回の舞台である長野のロケーションについて。
自然が素晴らしいところでした。ちょっと森に入ると、湧き水が流れる小川があったり、突然巨大な石が転がっていたり。面白い場所がたくさんあるのですが、そんな場所が観光地というわけでもなく、さりげなくその辺にある。とても懐が深い場所だなと思いました。風がよく通り、久しぶりに深く呼吸ができました。

Q:何度もタッグを組んでいる小林さんの印象。
小林さんはこちらの想像を清々しく裏切ってくれる方です。それは昔から変わらず、その度に面白いなー、敵わないなーと思っています。今回は基本的に二人芝居だったのですが、お客さんが変わるごとに違った印象を与えてくれ、主人公を多面的で魅力的な人にしてくれました。食事のシーンが多かったのですが、なんとも豪快な食べっぷりも素晴らしかったです。

Q:視聴者へのメッセージ。
緑がとてもきれいに撮れました。窓の外をふっと見るときのように、肩の力を抜いて観ていただければと思います。ちょっと一休みする気分で、このドラマが誰かの明日につながればとても嬉しいです。

「ペンションメッツァ」
2021年1月15日(金)より、WOWOWプライムにて放送開始 ※第1話無料放送
毎週金曜 夜0時~放送
監督・脚本:松本佳奈
音楽:渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)
出演:小林聡美