坂本龍一「『これはやらねば』と思った」主題歌を担当!松重豊=歌、ユザーン=作詞「きょうの猫村さん」

2005年7月から単行本を発行し累計330万部以上を誇る、ほしよりこによる大人気同名コミックを、松重豊主演で実写化したミニドラマ「きょうの猫村さん」が、4月8日よりテレビ東京にて放送される。このほど、本作の主題歌が、坂本龍一による書き下ろし楽曲「猫村さんのうた」に決定し、歌を松重豊、作詞をタブラ奏者のユザーンが担当することが発表された。併せて、1分トレーラー(主題歌Ver.)と場面写真がお披露目となった。

本作は心温まる2分30秒のミニドラマ。猫村ねこ(通称:猫村さん)は、自分を拾ってくれた飼い主・ぼっちゃんとの再会を果たすため、家政婦として働いてお金を貯めることを決意し、村田家政婦紹介所の門をたたく。

日本を代表する音楽家・坂本龍一が書き下ろした主題歌「猫村さんのうた」で、主演の松重豊は、猫役に続き歌にも初挑戦している。坂本は、日本アカデミー賞・優秀音楽賞を受賞した篠田大介とともに音楽も担当する。

■坂本龍一(主題歌/作曲・音楽) コメント
Q:主題歌のオファーを受けて。
「これはやらねば」と思いました。もちろん、原作が「きょうの猫村さん」だということも大きいですが、松重豊さんが演じると聞いて、この奇抜な企画は、参加するみなが真剣に悪ノリをすることに意義があるんだと思いました。

Q:作曲に当たって。
本来、僕は歌の曲を作るのは苦手なんですが、今回は自分で下手なりに歌いながら、試行錯誤して作りました。覚えやすく、ドラマを見た人も口ずさめるようにと意識しましたが、でも単にホンワカしたものではなく、ひねりもほしい。歌の途中で、Queenのように唐突な転調をして、すぐに何事もなかったのようにパッと戻る。どこか唐突に変なことをしてしまう猫村さんのようじゃないかな。

Q:松重さんの歌について。
歌は初挑戦だと聞いていましたが、深く低い声で音程もしっかりとしていて、とても上手だと思いました。仕上がりも楽曲のイメージにぴったりでした。
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■ユザーン(主題歌/作詞) コメント
「きょうの猫村さん」がTVドラマ化される、なんと実写で、しかも猫村さん役は松重豊さんで、さらに主題歌の作曲が坂本龍一さんで。そしてその歌詞を書いてくれ、という突拍子もないオファーが来た時には、すべてに現実味がなさすぎて、何かのドッキリ的なやつなんじゃないかとすら思いました。でもまあ「大成功」って書かれたプラカードを坂本龍一さんが満面の笑みで持ってくるというのも想像しにくいし、きっと本当なんだろうなと信じることにして歌詞を書きました。

■松重豊(主題歌/歌) コメント
坂本龍一さんの偉大なディスコグラフィの、小さなバグのひとつとして僕の名前が残る奇跡に感謝します。

▲村田家政婦紹介所(左から)市川実日子、松重豊、石田ひかり

▲尾仁子の部屋(左から)松重豊、染谷将太、池田エライザ

▲ネコムライス

ミニドラマ「きょうの猫村さん」
4月8日(水)より、テレビ東京にて放送開始(全24話)
毎週水曜深夜0時52分~0時58分
監督:松本佳奈
原作:ほしよりこ「きょうの猫村さん」
脚本:ふじきみつ彦
音楽:篠田大介 坂本龍一
主題歌:「猫村さんのうた」(作曲:坂本龍一 作詞:ユザーン 歌:松重豊)
出演:松重豊 濱田岳 石田ひかり 市川実日子 松尾スズキ 小雪 池田エライザ 水間ロン 染谷将太 安藤サクラ 荒川良々

【ストーリー】 猫村ねこ(松重豊)は、自分を拾ってくれた飼い主・ ぼっちゃん(濱田岳)との再会を果たすため、家政婦として働いて、お金を貯めるべく村田家政婦紹介所の門をたたく。家政婦紹介所の長、村田の奥さん(石田ひかり)も家政婦志望の猫に戸惑うが、その家事能力の高さを認め、犬神家へ家政婦として奉公させることに。緊張しながら向かった犬神家は、とてもお金持ちのようだが、何やら問題を抱えているようで…。

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