ポーランド映画界を牽引するヤン・コマサ監督作で、第92回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、実話を基にした映画『聖なる犯罪者』が、2021年1月15日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。
本作は、過去を偽り聖職者として生きる男の運命を描いた、実話を基にしたストーリー。少年院に服役中のダニエルは、前科者は聖職に就けぬと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放となり田舎の製材所で職を得たダニエルはふと立寄った教会で、新任の司祭と勘違いされ司祭の代わりを命じられる。司祭らしからぬダニエルに村人たちは戸惑うが、徐々に人々の信頼を得ていく。数年前、この村で起こった凄惨な事故を知ったダニエルは、心に深い傷を負った村人たちを癒そうと模索する。そんな中、少年院にいた男が現れすべてを暴くとダニエルを脅し、事態は思わぬ方向へと転がりだす…。
予告編冒頭、少年院に服役中のダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)の姿が映し出される。少年院で敬虔なカトリック教徒となったダニエルは、牧師に「神の元で働きたい」と頼み込むが、「前科者は聖職に就けない」と告げられる。やがて仮釈放となり、少年院を出たダニエルが向かった先は、小さな田舎町。そこで、たまたま教会に寄ったダニエルは、どこから入手したのか、牧師の洋服を見せたことから、本物と間違われ、その教会に迎え入れられる。その町では、少し前に凄惨な自動車事故が起き、多数の人々が亡くなったばかりだった。ダニエルの元に傷が癒えぬ人々が告解に訪れるが、彼はセリフや手順をスマートフォンで盗み見しながら答えたり、教会のミサで説教を説いていく。やがて人々の信頼を勝ち得るダニエルだったが、かつての少年院の仲間が現れることで事態は思わぬ方向に転がり出す…。最後は、「目の前にある事実を信じるな―」という本作のキャッチコピーと共に、牧師姿のダニエルの善とも悪ともつかない印象的な表情で映像は幕を閉じる。
さらに予告編では、本作についてのコメントとして、『フロリダ・プロジェクト』のショーン・ベイカー監督が「大胆で、面白く、情け容赦ない映画。」、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督が「とんでもない映画だ!生々しい現実を、スリル満点に描いている。」と驚嘆した賛辞を送っている。
『聖なる犯罪者』
2021年1月15日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督:ヤン・コマサ
出演:バルトシュ・ビィエレニア エリーザ・リチェムブル アレクサンドラ・コニェチュナ トマシュ・ジィェンテク
配給:ハーク
【ストーリー】 少年院に服役中のダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)は、前科者は聖職に就けぬと知りながらも、神父になることを夢見ている。仮釈放となり田舎の製材所で職を得たダニエルはふと立寄った教会で、新任の司祭と勘違いされ司祭の代わりを命じられる。司祭らしからぬダニエルに村人たちは戸惑うが、徐々に人々の信頼を得ていく。数年前、この村で起こった凄惨な事故を知ったダニエルは、心に深い傷を負った村人たちを癒そうと模索する。そんな中、少年院にいた男が現れすべてを暴くとダニエルを脅し、事態は思わぬ方向へと転がりだす…。
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