イーサン・ホークが、『ブルーに生まれついて』のロバート・バドロー監督とタッグを組んだ主演最新作『ストックホルム・ケース』が、11月6日より公開される。このほど、本作の30秒予告編がお披露目となった。
本作は、誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に連帯感や好意的な感情を抱いてしまう心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった、“スウェーデン史上、最も有名な銀行強盗事件”として知られる5日間の立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)を基にしたクライム・エンタテインメント。
30秒予告編は、軽快な音楽とともに、1970年代当時のスウェーデンの雰囲気を感じさせるスタイリッシュな映像になっている。何をやっても上手くいかない悪党のラース(イーサン・ホーク)は、自由の国アメリカに逃れるために、カウボーイハットと革ジャンでストックホルム最大の銀行に押し入る。そして、天井に向けてライフルをぶっ放し「ビビった?」と一言。人質に取った銀行員ビアンカ(ノオミ・ラパス)に警察に電話させると「逃げ切ったら解放する」と大見得を切るが、勇敢な人質ビアンカに「悪いことは初めて?」なんて聞かれる気弱なラース。犯罪仲間のグンナー(マーク・ストロング)も加わり、立てこもる時間が長くなるにつれ、徐々に打ち解けていく人質と犯人。世界が驚愕した事件の真相、そして“ストックホルム症候群”の現象とは?
『ストックホルム・ケース』
11月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、UPLINK 吉祥寺ほか全国公開
監督・脚本:ロバート・バドロー
製作:ジェイソン・ブラム
音楽:スティーブ・ロンドン
劇中歌:ボブ・ディラン
出演:イーサン・ホーク ノオミ・ラパス マーク・ストロング
配給:トランスフォーマー
【ストーリー】 何をやっても上手くいかない悪党のラース(イーサン・ホーク)は自由の国アメリカに逃れるために、アメリカ人に扮装してストックホルムの銀行強盗を実行する。彼は幼い娘を持つビアンカ(ノオミ・ラパス)を含む3人を人質に取り、犯罪仲間であるグンナー(マーク・ストロング)を刑務所から釈放させることに成功。続いてラースは人質と交換に金と逃走車を要求し、グンナーと共に逃走する計画だったが、警察は彼らを銀行の中に封じ込める作戦に打って出る。現場には報道陣が押し寄せ、事件は長期戦となっていく。すると犯人と人質の関係だったラースとビアンカたちの間に、不思議な共感が芽生え始める…。
© 2018 Bankdrama Film Ltd. & Chimney Group. All rights reserved.