山田杏奈「準備のためホラーばかり見てます」、山口まゆ「本当にホラーが苦手…」清水崇監督作『樹海村』製作決定!

ホラー映画の旗手・清水崇監督が、『犬鳴村』に続く「実録!実在!恐怖の村」第2弾として、山田杏奈と山口まゆのダブル主演で贈る『樹海村』が製作されることが決定した。併せて、第1弾海外版ビジュアル3点がお披露目となり、キャストの山田杏奈、山口まゆ、清水崇監督、そしてまさかの「犬鳴村の村民」からコメントが寄せられた。

今年2月に公開し、コロナ禍にもかかわらず、異例の興収14億円超えという大ヒットを果たした清水崇監督作『犬鳴村』は、SNSで話題となり、高校生を中心に動員数は110万人を突破した。それに続く「恐怖の村」第2弾の舞台は、「絶対に行ってはいけない」「入ったら生きては出られない」と噂される富士の樹海。富士の樹海は、今から約1,100年以上前に富士山大噴火で流出した青木ヶ原溶岩流を覆う広大な森。およそ3,000ヘクタール(東京ドーム約642個分)にもおよぶ樹海には、ツガ、ヒノキ、ハリモミなどが鬱蒼と生い茂り、「緑の魔境」と表現される。樹海のなかには70個以上の溶岩洞穴があり、コウモリも生息。そんな樹海には、「コンパスが効かない迷いの森」、「入ると何者かに襲われる」、「様々な怨念を持ったヤバい村がある」など聞くだけでゾッとするような様々な都市伝説が飛び交っている。映画公式Twitterでも次なる村を募集していたが、「樹海村」は上位にランクイン。それだけ“ヤバい場所”として認知される場所に本作で挑む。

主演を務めるのは、『ミスミソウ』で映画初主演を果たし、『小さな恋のうた』ではヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞するなど、近年の活躍が目覚ましい山田杏奈と、「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」でドラマ初出演、『くちびるに歌を』では合唱部員役で歌声を披露し、時代劇『下忍 赤い影』に出演するなど多岐にわたり活躍する山口まゆ。今話題の若手女優二人が、本作でどのような化学反応を起こすのか。

本作の洋題は『SUICIDE FOREST VILLAGE』。舞台となる樹海は、海外の有名なYouTuberにより「世界で最も危ない名所」として世界中から注目を浴び、「SUICIDE FOREST」=「富士の樹海」と認知されるようになった。海外進出を見据えて作成された海外版ビジュアルは3点。1枚目には、日本の象徴でもある富士山が赤く染められている。真っ赤に染まった湖に赤の逆さ富士が映っており、その様子はまるで血を流したかのようで、不気味さが漂う。2枚目には、草の上にいる1匹のテントウムシが収められる。ポスター上からぶら下がる白い足からは、艶めかしさと不気味さが感じられる。そして3枚目は、樹海の中に迷い込み、森の中から天を仰いだかのような構図になっており、よく見ると木々には鳥以外の恐ろしいモノがぶら下がっているようにも見える。

本作は、新型コロナウイルス感染対策を万全に行い、7月11日にクランクインを迎える。

▼スタッフ&キャスト コメント

■山田杏奈
私は全く心霊体験とかがないので、周りのそういう感覚があるかたにお話を聞かせて頂いたりとか、本を読んだりして準備しました。普段ホラー作品自体もあまりみていなかったのですが、最近は準備のためホラーばかり見てます(笑)。清水監督の作品はもちろん、おすすめしてもらい『シックスセンス』や『降霊』など見ました。こういう話をやらせて頂くのは初めてなので少し緊張していますが、良い意味でいつもどおりできたらなと思ってます。

■山口まゆ
私自身、本当にホラーが苦手で…小さい頃はレンタルビデオ屋のホラーコーナーに少し行っただけで映画のパッケージが目に焼き付いて夜寝れなくなったりと。でも子役の時にエキストラとして初めて参加した映画作品が、清水崇監督の『ラビットホラー』という作品だったので、こうしてまたお会いできたことに凄く驚き、何かご縁を勝手ながら感じております。再び清水監督の作品に参加させて頂けること、本当に嬉しく思っています。精一杯努められるよう頑張ります。撮影はこれからで緊張や不安も沢山ありますが、キャストやスタッフの皆さんと楽しく頑張れたら良いなと今からとてもワクワクしています。完成を楽しみにして頂けますと幸いです。

■清水崇(監督)
『犬鳴村』では、東映さんが好き勝手な宣伝で暴走してくれましたが、おかげで“まさかの”大ヒット(東映さん談)となり、多くの方々に観ていただけて光栄でした。そしてまた…プロデューサーからの“よし次作れ!すぐ作れ!!”の追い立てに光栄&戸惑いながらも(苦笑)、自粛中の打合せ&執筆、リモートオーディションなどを経て、自信を持って取り組めるテーマの脚本、初々しく未来を感じさせるキャストが整いました。「村」シリーズ第2弾と呼称される事になった次の題材は、富士の樹海…ともすれば、人の生活臭や歴史の無い地で、前作のようなドラマや恐怖をどこまで追い求められるのか?猛暑と新型コロナの余波への対策…かつて無い新たな苦戦を強いられていますが、ヒットによるシリーズ化の悪しきルーティーンとならないよう、心して地獄巡りの撮影旅行へ出かけて参ります。目に見えない恐怖、それによって人が人をどう駆り立てるか?…奇しくも妙なリアリティを孕んでしまった世界に対して、劇作の娯楽映画がどう立ち向かえるか?も見届けられればと思っています。

■犬鳴村の村民代表
次の舞台が、あの樹海と聞いてゾッとしています。なぜなら村民旅行で出掛けた際に行方不明になったものが何人かいて、捜索願いを出していたので…。帰ってこれた村民はちゃんと抗体検査を受けてますので、いつでも出演可能です!

『樹海村』
監督・脚本:清水崇
脚本:保坂大輔
出演:山田杏奈 山口まゆ
配給:東映

©2021 「樹海村」製作委員会