中村倫也「ちょうど今、世に出るべき作品なのかも」決して離れることができない“町”の謎に迫る『人数の町』9月公開!

河瀨直美監督が審査員長を務めた第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選出された、中村倫也主演のミステリー『人数の町』が、9月4日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

松本人志出演の「バイトするならタウンワーク」のCMやMVなどを多数手掛ける荒木伸二が初の長編映画に挑戦した本作。衣食住が保証され、セックスで快楽を貪る毎日を送ることができ、出入りも自由だが、決して離れることはできない、という謎の“町”を舞台に、借金で首の回らなくなった蒼山が、その“町”の住人となり、そこで出会う人々との交流を経て“町”の謎に迫っていく新感覚のディストピア・ミステリー。

主演の蒼山役を務めるのは、今最も勢いのある俳優・中村倫也。そして、令和版「東京ラブストーリー」での赤名リカ役が話題の石橋静河、本作で映画初出演となる「ニッポンノワール-刑事Yの反乱-」の立花恵理、『映像研には手を出すな!』に出演中の山中聡などフレッシュな面々が脇を固める。

ポスタービジュアルは、「部屋に入ったらこの町のガイドであるバイブルを熟読すること」という謎の文字列が印象的で、顔に傷を負った中村倫也、黄色のつなぎを着た山中聡、水着姿で腕を組む立花恵理、キスをしようとする中村と石橋静河、ツノをつけた怪しいおじさん、入院着のようなものを着用しカウンターに座る面々、など意味深な画像で埋め尽くされている。中村が寝ながら読んでいるのがバイブルなのか?そこに書かれているものとは?タイトルの「人数の町」とは?謎だらけの好奇心を刺激されるビジュアルとなっている。本ポスターは6月19日より新宿武蔵野館ほか全国の映画館に掲出される予定だ。

■中村倫也(蒼山役) コメント
こういった角度の矢印を持った日本映画は、今まで無かったかもしれません。完成した作品を観たとき、この作品をどう言葉にして説明すれば良いのか、考えさせられました。時間が経って、撮影当時のことなども思い出していくと、「もしかしたらちょうど今、世に出るべき作品なのかもしれないな」と感じています。僕にとって早く観てもらいたい作品、というより、早く反応を知りたい作品、です。

『人数の町』
9月4日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本:荒木伸二
音楽:渡邊琢磨
出演:中村倫也 石橋静河 立花恵理 橋野純平 植村宏司 菅野莉央 松浦祐也 草野イニ 川村紗也 柳英里紗 山中聡
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 借金取りに追われ暴行を受けていた蒼山(中村倫也)は、黄色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられる。その男は蒼山に「居場所」を用意してやるという。蒼山のことを“デュード”と呼ぶその男に誘われ辿り着いた先は、ある奇妙な「町」だった。

©︎2020「人数の町」製作委員会