中村倫也は何かの実験体に?合法?副作用は?『人数の町』謎の“町”のお仕事事情がうかがえる場面写真2点

河瀨直美監督が審査員長を務めた第1回木下グループ新人監督賞で、241本の中から準グランプリに選出された、中村倫也主演のミステリー『人数の町』が、9月4日より公開される。このほど、謎の“町”のお仕事事情を捉えた場面写真がお披露目となった。

本作は、衣食住が保証され、セックスで快楽を貪る毎日を送ることができ、出入りも自由だが、決して離れることはできない、という謎の“町”を舞台に、借金で首の回らなくなった蒼山が、その“町”の住人となり、そこで出会う人々との交流を経て“町”の謎に迫っていく新感覚のディストピア・ミステリー。

場面写真2点には、謎の“町”の住人4人が病院のような施設にいる姿が収められる。1枚目では、病院着を着て体温計を口にくわえ体温を測り、2枚目では揃って謎の錠剤を飲んでいる。和やかな雰囲気からして病気では無さそうだが、彼らは何を調べられているのだろうか?もしかすると治験(※)?いや、そもそもこれは病院なのか、そこが“町”の中なのか外なのかも写真からはわからない。治験と言うと合法かのようだが、住民たちはその薬が一体どのようなものなのかも知らされずに飲んでいる様子だ。そう、実験体のモルモットのように…薬である以上、予想外の副作用が起きる可能性もあるが、これもまた“町”の仕事の一つなのだろうか。
※治験とは、開発中の薬を健康な人間や患者の協力のもと、効果や安全性を調べること。

今回公開となった情報は“町”を構成する様々な謎のほんの一部である。バイブル、パーカー、細かく設定されたルールとシステム、一体この町は何のためにそんなことをしているのだろうか…。さらなるヒントは後日発表される。

『人数の町』
9月4日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本:荒木伸二
音楽:渡邊琢磨
出演:中村倫也 石橋静河 立花恵理 橋野純平 植村宏司 菅野莉央 松浦祐也 草野イニ 川村紗也 柳英里紗 山中聡
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 借金取りに追われ暴行を受けていた蒼山(中村倫也)は、黄色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられる。その男は蒼山に「居場所」を用意してやるという。蒼山のことを“デュード”と呼ぶその男に誘われ辿り着いた先は、ある奇妙な「町」だった。

©︎2020「人数の町」製作委員会