中村倫也、北川景子の印象激変!?「もっとツンケンしているのかと思った。爪の垢を煎じて飲みたい」

島本理生による“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンスミステリーを、堤幸彦監督が北川景子を主演に迎えて映画化する『ファーストラヴ』が、2月11日より公開される。このほど、1月12日に東京ポートシティ竹芝にて完成報告イベントが実施され、キャストの北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤幸彦監督が登壇した。

堤組に入るのが夢だったという北川は、「参加できただけで舞い上がってしまって」と笑顔。今回が初共演で、同い年である中村の印象について聞かれると「同い年の役者さんと共演することが結構なくて。勝手にフランクな感じでいって良いのかなと思って。初めて会う方には緊張してしまうんですけど、今回は緊張もしないで。同級生という感じがすごくしました(笑)」と仲の良さをアピールした。

中村は北川に対して「もっとツンケンしているのかと思った」そうだが、北川自身も「よく言われます(笑)」と苦笑い。しかし中村は「オープンなマインドを持っている方で、すごく真面目でストイック。求められる仕事に対しての意識も高い。すごく素敵で僕とは真逆。僕はすぐサボっちゃう(笑)」と北川をべた褒めしつつ、「爪の垢を煎じて飲みたいです。なので、あとで爪ください」とおちゃらけて、ゲスト陣を笑わせた。

北川と中村にとっては“カリスマ”だという窪塚。中村は窪塚との共演について「1ファンのフワフワした感じを出さないように、今も重力を倍にしている。光栄でした」と緊張気味にコメント。これに対して窪塚は、初日に北川と中村との撮影だったそうで「驚愕した。『こんなにできるの!?』と。北川さんにも、中村くんにも、ケツを叩かれるような。負けたくなくないと思ってしまった」と本音を漏らした。

最後に北川は「脚本を読ませていただいたときに、人には悩みや苦しいこと、忘れられないトラウマが必ずあると思いました。みんなが必死に生きているんだと思うと、私もこれで良いんだなと、『それで良いんだよ』と言ってもらえた気がして、軽くなったんです。2020年はいろいろありましたが、この映画を観て、少し進んでみようかなと思っていただければいいなと思っています」と述べ、イベントを締めくくった。

『ファーストラヴ』
2021年2月11日(木) 全国ロードショー
監督:堤幸彦
原作:島本理生「ファーストラヴ」
脚本:浅野妙子
主題歌:Uru「ファーストラヴ」
挿入歌:Uru「無機質」
出演:北川景子 中村倫也 芳根京子 板尾創路 石田法嗣 清原翔 高岡早紀 木村佳乃 窪塚洋介
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください」容疑者・聖山環菜(芳根京子)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(北川景子)は、夫・真壁我聞の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た“何か”を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの“ある記憶”と向き合うことになるのだが…。

©2021『ファーストラヴ』製作委員会