北川景子、芳根京子の供述「嘘つきなんですよ、私」に翻弄される!『ファーストラヴ』特報映像&ティザービジュアル

島本理生による“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンスミステリーを、堤幸彦監督が北川景子を主演に迎えて映画化する『ファーストラヴ』の公開月が2021年2月に決定した。併せて、本作の特報映像とティザービジュアルがお披露目となった。

本作は、美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の小説「ファーストラヴ」を原作に映画化するサスペンスミステリー。事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀は、うら若き容疑者・聖山環菜と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。

特報映像は、血まみれで歩く女子大生・聖山環菜(芳根京子)の衝撃的な姿から幕を開ける。事件を取材する主人公の公認心理師・真壁由紀(北川景子)と、共に事件の真相に迫る弁護士・庵野迦葉(中村倫也)の姿が映し出される中、面会室で環菜が衝撃の一言を放つ。「嘘つきなんですよ、私」この一言をきっかけに、由紀は夫・真壁我聞(窪塚洋介)をも巻き込みながら、環菜の供述に翻弄され、追いつめられながらも自分の記憶に向き合うことになる。由紀の過去を知る迦葉、そして数々の記憶の断片とも見える意味深なカットとともに、物語は加速していく。環菜が口にする「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な台詞の先に一体何が待っているのか?北川が「役なのか自分なのかがわからない瞬間がすごく多かった」、中村が「一言で言えない感情が渦巻く作品」とそれぞれに振り返るように、実力確かなキャスト陣の迫真の演技と物語の行く末に期待が膨らむ。

ティザービジュアルは、事件に挑む由紀と、由紀の過去の記憶のカギを握る迦葉のカットが印象的。背景に写るナイフを手にした環菜と、その手に巻かれながら背景を覆う花々は、由紀と迦葉さえも飲み込むイメージで、美しくも狂気に満ちた世界観を醸し出す。なぜ、彼女は父を殺したのか?由紀と迦葉の過去とは?そして、“ファーストラヴ”というタイトルに隠された事件の真相とは?

併せて、北川景子が、原作を発売する文藝春秋の秋の文庫フェア「2020文春文庫 秋 100 ベストセレクション」のイメージキャラクターになることが決定した。自身も読書が大好きで「本が家にあればあるほど安心する」と語る北川が、デビュー後初のショートカット姿で小冊子をはじめ店頭用パネル、ポスター、文庫のオビなどのビジュアルや、特設WEBサイトに登場する。原作・島本理生による直木賞受賞作「ファーストラヴ」はフェアの目玉作品となっており、今回公開されたティザービジュアルは新オビとして巻かれる。

『ファーストラヴ』
2021年2月 全国ロードショー
監督:堤幸彦
原作:島本理生「ファーストラヴ」
脚本:浅野妙子
出演:北川景子 中村倫也 芳根京子 窪塚洋介
配給:KADOKAWA

【ストーリー】 川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください」容疑者・聖山環菜(芳根京子)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(北川景子)は、夫・真壁我聞の弟で弁護士の庵野迦葉(中村倫也)とともに彼女の本当の動機を探っていく。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た“何か”を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉と環菜の過去をきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの“ある記憶”と向き合うことになるのだが…。なぜ、彼女は父を殺さなければならなかったのか?

© 2021「ファーストラヴ」製作委員会