市原隼人「撮影中は、楽しくて楽しくてたまらなかった」『劇場版 おいしい給食』オフショット&クランクアップ写真

市原隼人が自身初の「食ものコメディ」に挑み、主演を務めたオリジナルドラマ「おいしい給食」を映画化した『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が、3月6日より公開される。このほど、撮影現場のオフショットとクランクアップ写真がお披露目となった。

2019年の7月下旬から埼玉県のとある学校をそのまま使用してドラマの撮影からクランクインした『おいしい給食』。「撮影自体、ちょうど夏休み期間を丸々使って、子供たちのかけがえのない時間に撮ることができました。この夏はもう二度とこないし、青春そのもののような映画だと思います。ただのコメディなんですけど、それだけではない部分も感じてもらえたらいいなと思っています」と綾部真弥監督は撮影を振り返った。監督が語ったように、出演した生徒役のみんなにとっては貴重な夏休み時期の撮影であったが、出演者やスタッフにとってはかけがえのない日々だったようで、撮影を思い出しては、笑顔であの時はああだった、あの時はこうだったと笑顔で語っていた。

「撮影中は、楽しくて楽しくてたまらなかった」と事あるごとに発言する市原は、撮影前の衣裳・小道具合わせ後、もう一度衣小合わせを志願したり、クランクイン前日に監督と電話でメガネをかけるか、かけないのかの相談をしたりと、撮影前日のギリギリまで甘利田というキャラクターを監督と共に作り上げたという。「お願いした際に、いろいろ持ち寄っていただいたんです。時計にしてもおしゃれすぎたり、個性が強すぎたりとイメージに合うものがなくて、ちょうどスタッフがいい時計をつけていたのでお借りしたらしっくりきて。ネクタイもリアルにその時代のものを持っていたプロデューサーからお借りしました。水色のパッツパツのスラックスも後から持ち寄っていただいた物を使用しました」と満面の笑みで語る市原の言葉の節々からは、準備段階から楽しい現場だったことがうかがえた。

撮影終了時に市原は、「夏休みの中、遊びたい気持ちがあったと思いますが、今回の経験は(君たちの)同級生が羨むような経験。今回この作品をやり遂げた皆さんは勇気や希望、力を与える側になったということです。そのことを忘れずに、ずっと続けて自信をもってこれからも日々過ごしてください」と暑い夏の間に一緒に撮影に臨んだ生徒たちに感謝と称賛の言葉をかけ、最後は全員揃って記念撮影。「ドラマから変わらずの白ジャージと赤いポロシャツ姿なので見逃すはずはなし。僕の活躍もぜひ注目してほしいです!」とガッツポーズを見せる辻本と、「学生時代から見てきた憧れの役者・市原隼人さんと初共演できて本当に嬉しかったです。この作品に新しい風を巻き起こせたと思います。公開まで楽しみに待っててください」と現場を楽しんだ水野。そして「とにかく楽しんで、お腹を空かせて観てね」とクランクアップで一足先に花束をもらい笑顔のドロンズ石本。共に撮影に臨んだキャスト同士で、監督と一緒に笑顔で記念写真撮影大会になってしまうチーム・おいしい給食の結束力と仲の良さがうかがえる現場であった。

『劇場版 おいしい給食 Final Battle』
3月6日(金)より、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国公開
監督:綾部真弥
脚本:永森裕二 綾部真弥
主題歌:松本大輝「君の花」
出演:市原隼人 武田玲奈 佐藤大志 豊嶋花 辻本達規 水野勝 直江喜一 ドロンズ石本 いとうまい子 酒向芳
配給:AMGエンタテインメント イオンエンターテイメント

【ストーリー】 1984年。給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)に衝撃が。なんと、学校から給食が無くなるというのだ!!「どちらがよりおいしく給食を食べるか」という超絶給食バトルを甘利田と繰り広げている生徒の神野ゴウ(佐藤大志)は、“給食革命”を目指し、生徒会選挙に出馬すると高らかに宣言。そんな二人を見守る新人教師の御園ひとみ(武田玲奈)の心労は果てしない…。給食一筋ウン十年。甘利田は愛する給食を守るため、史上最大の給食バトルに打ってでる!

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