トム・ホランドの夢叶う!「僕の夢はスーパーヒーローを演じることと、クリス・プラットと一緒にピクサー作品に出演することだった」

イマジネーションあふれる世界を描き、世界中に感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサーの『トイ・ストーリー4』に続く最新作『2分の1の魔法』が、3月13日より公開される。その全世界の公開に先駆け、日本時間2月19日に米ロサンゼルスにあるエル・キャピタンシアターにてワールドプレミアが開催され、主人公イアン役のトム・ホランド、陽気な兄・バーリー役のクリス・プラット、ダン・スキャンロン監督ら豪華キャスト陣が登壇した。

アカデミー賞授賞式が行われた会場と同じエル・キャピタンシアターで行われたワールドプレミアには、世界中から各国のメディアが駆け付け、ピクサー最新作への期待と注目度の高さが伺えた。会場は、本作の舞台となる“魔法が消えかけた”世界をイメージした装飾が施され、イアンとバーリーがお父さんを乗せて旅をすることになるペガサスが描かれたバーリーの愛車“グヴィネヴィア”も登場。さらに本作の世界観をイメージした巨大ブルーカーペットの周りには10代~20代が中心の女性ファンが集まった。そしてトム・ホランドとクリス・プラットがブルーカーペットに登場すると、会場は大歓声と拍手が沸き起こり、会場のボルテージは一気に最高潮に。アベンジャーズの一員として共演歴がある二人は、まるで本当の“兄弟”のように仲良く笑顔で再会を果たし、アベンジャーズを超える兄弟の絆について熱く語った。

トム・ホランドは内気で自分に自信がないが、実は隠れた魔法の才能を持つ少年イアン、クリス・プラットは陽気で好奇心旺盛な魔法オタクだが、実はいつもイアンを優しく見守る兄バーリーを演じているが、クリスは大親友であるトムと一緒にアフレコしたそうで、「普通は一緒に声の収録をすることはないみたいだけど、何かが起きることを期待してトムと一緒に声の収録をさせてもらった。トムと一緒だからこそ、兄弟の絆が生まれるかどうか試してみたかったんだ。僕としては確かに魔法が起きたと思うし、作品からも僕たちの絆を感じてもらえると思う。これほど最高なことはないよ」と熱く語った。さらにトムは本作に出演したことで“夢”が叶ったそうで、「クリスと話していたんだけど、どの役者にも目標がある。僕にとって夢の一つが、スーパーヒーロー(アベンジャーズ)を演じることと、クリスと一緒にピクサー作品に出演することだったんだ。今日こうしてここに来られたのは本当に素晴らしく幸運なことだと思っているよ」と笑顔を見せた。二人は集まったファンに向けて写真を撮ったり、サインをしたり丁寧にファンサービスを行い、そのたびに大きな歓声が上がった。

ピクサー史上最も衝撃で感動的な結末が待ち受ける本作。ダン監督は本作に込めたメッセージについて、「この物語は僕が1歳の時に亡くなった父親と僕たち兄弟の関係からインスピレーションを受けて描かれているんだ。大切な人を失くした経験は誰にでもあるはずだし、その人と一日だけ一緒に過ごすことができたら…それは素晴らしい出来事になると思う。イアンは内気でシャイで自分に自信がない少年だけど、彼はお父さんに会うために勇気を出して自分を信じることが必要になるんだ。イアンと兄バーリーとの旅を通じて成長していく姿は誰もが共感できると思うよ」と明かした。

『2分の1の魔法』
3月13日(金)より全国ロードショー
監督:ダン・スキャンロン
声の出演:トム・ホランド クリス・プラット
日本語吹替キャスト:志尊淳 城田優
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

【ストーリー】 はるか昔、世界は魔法に満ちていたが、時の流れと共に魔法は忘れられていった。“魔法が消えかけた”世界に暮らす少年イアン(声:トム・ホランド/志尊淳)は、自分に自信が持てず、何をやっても上手くいかないことばかり。そんな彼の叶わぬ願いは、彼が生まれる前に亡くなった父に会う事。16歳の誕生日プレゼントに、父が母に託した魔法の杖を贈られたイアンは、杖と共に贈られた手紙に記された“父を24時間だけ蘇らせる魔法”を知る。だが魔法に失敗して “半分”の足だけの姿で父を復活させてしまう。魔法オタクで陽気な兄バーリー(声:クリス・プラット/城田優)の助けを借りて、イアンは父を完全に(全部)蘇らせる魔法を探す旅に出るが、彼らに残された時間は、あと24時間しかなかった…。

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