ロシア人作家セルゲイ・ドヴラートフの激動の半生を追う『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』4月公開!

現代ロシアの伝説的作家セルゲイ・ドヴラートフの半生に迫り、ベルリン国際映画祭にて銀熊賞を受賞したロシア映画『DOVLATOV(原題)』が、邦題『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』として、4月25日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

『神々のたそがれ』の監督を務めたアレクセイ・ゲルマンを父に持つアレクセイ・ゲルマン・ジュニアが、20世紀で最も輝かしいロシア人作家の一人、セルゲイ・ドヴラートフの激動の半生を追う本作。街並みやインテリア、ファッションから小物に至るまで徹底した再現でブレジネフ時代の光と闇をリアルに描き出す。ベルリン国際映画祭にて、芸術貢献賞にあたる銀熊賞とベルリーナー・モルゲンポスト紙読者賞を受賞した。

国内外でも話題となり、英語圏とスカンジナビアでの配給権をNetflixが獲得。ドヴラートフ役は、スクリーン誌に「彼はドヴラートフそのもの」と言わしめた、セルビア人俳優ミラン・マリッチが熱演。そのほか、『ヴァンパイア・アカデミー』のダニーラ・コズロフスキー、『裏切りのサーカス』、『ウルヴァリン:SAMURAI』のスヴェトラーナ・ホドチェンコワ、『裁かれるは善人のみ』のエレナ・リャドワなどロシア国内外で活躍する実力派俳優が華を添え、撮影は『ゴッホ~最期の手紙~』や、『イーダ』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたウカシュ・ジャルが担当する。

本編には近代ロシア文学を代表するプーシキン、ドストエフスキー、チェーホフや、さらに同時代に活躍したカフカ、カンディンスキー、ヘミングウェイなど著名な芸術家たちや彼らのエピソードが登場し物語を彩る。

ポスタービジュアルは、厳しい統制の元であっても輝く芸術家たちの姿を捉える。

『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』
4月25日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
監督:アレクセイ・ゲルマン・ジュニア
出演:ミラン・マリッチ ダニーラ・コズロフスキー スヴェトラーナ・ホドチェンコワ エレナ・リャドワ
配給:太秦

【作品概要】 1971年のソビエト・レニングラード(現:サンクトペテルブルク)にカメラを据え、ジャーナリストとして働きながら文筆活動にいそしんだ現代ロシアの伝説的作家セルゲイ・ドヴラートフ(ミラン・マリッチ)の人生の6日間に迫る。「雪解け」と呼ばれ言論に自由の風が吹いた社会に、再び抑圧的な「凍てつき」の空気に満ち始めた時代。ドヴラートフを始め、のちにノーベル賞を受賞する詩人ヨシフ・ブロツキーら若き芸術家や活動家たちのひたむきな生が描かれる。

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