ダルデンヌ兄弟最新作!過激なイスラム思想にのめり込む少年の物語『その手に触れるまで』5月公開!

第72回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟による監督最新作『YOUNG AHMED』(英題)が、邦題『その手に触れるまで』として、5月22日より公開されることが決定した。

本作は、『午後8時の訪問者』、『サンドラの週末』などを手掛けた名匠ダルデンヌ兄弟が、「いつか題材にするだろう」と語っていたテロについての物語。ベルギーに暮らす13歳の少年アメッド。ゲーム好きの普通の少年だった彼は、徐々に尊敬するイマーム(イスラム指導者)に感化され、過激な思想にのめり込んでいく。

ダルデンヌ兄弟の作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されるのは8作品連続。それ自体が快挙だが、本作の監督賞受賞をもって、パルムドール大賞(『ロゼッタ』『ある子供』)、男優賞(『息子のまなざし』)、女優賞(『ロゼッタ』)、脚本賞(『ロルナの祈り』)、グランプリ(『少年と自転車』)と、審査員賞を除くすべての主要賞受賞という史上初の偉業を成し遂げた。カンヌでの上映後には客席で拍手を贈るティルダ・スウィントンの姿もあり、ウォルター・サレス監督やアモス・ギタイ監督も本作を称賛している。

『その手に触れるまで』
5月22日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
出演:イディル・ベン・アディ オリヴィエ・ボノー ミリエム・アケディウ ヴィクトリア・ブルック クレール・ボドソン オスマン・ムーメン
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 ベルギーに暮らす13歳の少年アメッド(イディル・ベン・アディ)。ゲーム好きの普通の少年だった彼は、徐々に尊敬するイマーム(イスラム指導者)に感化され、過激な思想にのめり込み、その思想にとって脅威と思われる考えの先生を殺さねばならない、と思い込んでいく。狂信的な考えに取り憑かれてしまった少年の気持ちを変える事はできるのだろうか?