ジャーナリストの堀潤が5年の歳月をかけて追った、“分断”された世界を描くドキュメンタリー『わたしは分断を許さない』が、2020年3月より公開される。このほど、本作のポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、ジャーナリスト・田原総一朗と映画監督・岩井俊二より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

日米原発事故の3つの現場を追い、不条理と大衆の“忘却”を描いたドキュメンタリー第1作『変身－Metamorphosis』。本作では、ジャーナリスト堀潤が、第1作公開から5年の歳月をかけて追った、香港、ガザ、シリア、福島、沖縄、朝鮮半島など国内外の“分断”の真相に身を切る思いで迫っていく。

ポスタービジュアルには、分断の象徴ともいえるフェンスと、ヨルダンの子供たちの弾け飛ぶ笑顔と共に、「こんなはずじゃなかった。それでも、諦めたくない。」という強い気持ちのこもったコピーが添えられている。

■田原総一朗（ジャーナリスト） コメント
やっかみに近い気持ちにさえなった。堀潤氏の厳しい着眼力と、何よりもすさまじい取材エネルギーに対してである。特に福島や沖縄問題では、私自身の捉え方の甘さを痛感させられた。

■岩井俊二（映画監督） コメント
片方の手は握手のために取っておかねば。相手が誰であっても。

『わたしは分断を許さない』
2020年3月より、ポレポレ東中野にてロードショー
監督・撮影・編集・ナレーション：堀潤
脚本：きたむらけんじ
配給：太秦

【作品概要】　堀潤は「真実を見極めるためには、主語を小さくする必要がある」という。香港では“人権、自由、民主”を守る為に立ち上がった若者と出会い、ヨルダンの難民キャンプではシリアで拘束された父との再会を願い、いつか医者になり多くの命を救いたいと話す少女に出会う。美容師の深谷さんは福島の原発事故により、いまだに自宅へ戻ることが許されず、震災以来ハサミを握っていない。久保田さんは、震災後に息子と共に水戸から沖縄へ移住し、普天間から辺野古への新基地移設に対して反対運動を行う人々と出会った。彼女は「声をあげること」を通して、未来の為に“わたし”ができるのはなにかを見つけていく。国内外の様々な社会課題の現場で深まる“分断”。ジャーナリスト堀潤が、分断の真相に身を切る思いで迫っていく。

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