成田凌、圧巻の口上を披露!「この616日、片時たりとも、『カツベン!』を忘れたことはございません」ノーカット口上映像

今からおよそ100年前、楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語をつくりあげ、観客たちを映画の世界に誘い熱狂させる活動弁士、通称“活弁”(カツベン)が活躍していた時代を舞台に描く、成田凌主演、周防正行監督の5年ぶりとなる最新作『カツベン!』が、12月13日より公開中。このほど、12月14日に丸の内TOEIにて行われた公開記念舞台挨拶にて、成田が披露した口上のノーカット映像がお披露目となった。

本作を撮るにあたり、成田はしゃべりのスーパースターである活動弁士になるべく半年にも及ぶ活弁の猛特訓、そして本作の完成後も様々なプロモーション活動で、オーディションの日から延べ616日間を本作と共に過ごした。そんな成田が、カツベンとしての成長、そして観客への感謝を伝えるべく、公開記念舞台挨拶に向けて再度活動弁士としての口上を練習。そうそうたるキャストが舞台袖で見守る中、暗転の舞台に一人登場し、観客からの熱い羨望を受けながら堂々と口上を披露した。最後の成田の言葉に合わせて『カツベン!』の大きな赤い幕が下りてくるシーンでは、成田の熱の籠った口上と相まって、鳥肌が立つほどだった。

▼成田凌 口上文言
厳寒(げんかん)の時節、森羅万象(しんらばんしょう)、白い吐息を漏らす折から、賑々(にぎにぎ)しき御来館を賜りまして、関係者・出演者一同になり代わり、主演・成田凌、厚く厚く御礼申し上げます。この映画は、映画を愛する皆(みな)の力で艱難辛苦(かんなんしんく)を乗り越え、なれど苦労は詳しく言わぬが花の吉野山。多くのみなさまにご覧いただけますよう、日々宣伝活動に勤(いそ)しんでまいりました。思えば、共に走り続けてきた、この616日。私自身、片時たりとも、『カツベン!』を忘れたことはございません。昨日、初日を迎えましたこの作品はもはや皆々様のものでございます。これからも映画『カツベン!』をご高覧の程!宜しくお願い申し上げます!

『カツベン!』
12月13日(金)より全国公開中
監督:周防正行
脚本:片島章三
エンディング曲:奥田民生「カツベン節」
出演:成田凌 黒島結菜 永瀬正敏 高良健吾 音尾琢真 竹中直人 渡辺えり 井上真央 小日向文世 竹野内豊 池松壮亮 成河 酒井美紀 山本耕史 草刈民代 城田優 上白石萌音 シャーロット・ケイト・フォックス
配給:東映

【ストーリー】 一流の活動弁士を夢見る青年・俊太郎(成田凌)は、小さな町の映画館「靑木館」に流れつく。隣町のライバル映画館に客も、人材も取られて閑古鳥の鳴く靑木館に残ったのは、「人使いの荒い館主夫婦」、「傲慢で自信過剰な弁士」、「酔っぱらってばかりの弁士」、「気難しい職人気質な映写技師」と曲者揃い。雑用ばかり任される俊太郎の前に突如現る大金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察、そして幼なじみの初恋相手!俊太郎の夢、恋、青春の行方は…!俊太郎の活弁がうなるとき、世紀のエンターテイナーの物語がはじまる。

©2019 「カツベン!」製作委員会