第77回ゴールデン・グローブ賞で、主演女優賞、主題歌賞の2部門にノミネートされた、奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を描く『ハリエット』(原題)が、2020年3月より公開されることが決定した。
本作は、アフリカ系アメリカ人女性として史上初めて新20ドル紙幣に採用され、アメリカでは誰もがその名を知る、奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を映画化。2020年1月に日本でミュージカルコンサートが予定されているミュージカルスター、シンシア・エリヴォが主人公を演じ、『プレイヤー/死の祈り』などで知られる女性監督ケイシー・レモンズが演出する。
全米では2019年11月に公開され、全米ボックスオフィスランキングでは初登場第4位を記録。第77回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションでは、シンシア・エリヴォが主演女優賞、テーマ曲の「スタンド・アップ」が主題歌賞にノミネートされた。
『ハリエット』(原題)
2020年3月、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ケイシー・レモンズ
出演:シンシア・エリヴォ レスリー・オドム・Jr ジャネール・モネイ マイケル・マランド ジョー・オルウィン
配給:パルコ
【ストーリー】 1849年、アメリカ中部大西洋岸に位置するメリーランド州ドーチェスター郡。“ミンティ”ことアラミンタ・ロス(シンシア・エリヴォ)は、ブローダス一族が所有する農園の奴隷として、幼いころから過酷な生活を強いられていた。そんな彼女の願いはただ一つ、いつの日か自由の身となって家族と共に人間らしい生活を送ることだった。ある日、奴隷主のエドワード・ブローダス(マイケル・マランド)が急死する。借金の返済を迫られたエドワードの妻エリザと跡取り息子のギデオン(ジョー・オルウィン)は、ミンティを売りに出した。遠く離れた南部に売り渡されたら、もう二度と家族には会えず、お互いの消息すらわからなくなってしまう。悲運を察知したミンティは、南部に送られる前に脱走を決意。読み書きのできない彼女は、神の導きと夜空に輝く北極星だけを頼りに、奴隷制が廃止されたペンシルベニア州を目指してたった一人で旅立つ。
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