島﨑信長、斉藤壮馬、潘めぐみら出演!咲坂伊緒の少女コミックをアニメーション映画化『思い、思われ、ふり、ふられ』2020年5月公開!

「ストロボ・エッジ」、「アオハライド」に続く、咲坂伊緒による“青春三部作”の最終章で、累計部数500万部を突破する大人気少女コミックのアニメーション&実写での連動W映画化プロジェクトが始動し、アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』が、2020年5月29日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、等身大の4人の高校生たちが繰り広げる恋模様と、毎日の中で自分自身、他者と向き合いながら成長していく姿を瑞々しく描いた青春恋愛映画。アニメーション制作は、大ヒット作品『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』のA-1 Pictures。監督は『舟を編む』の黒柳トシマサが務め、ときめきや切なさといった細やかな感情をアニメの魔術でドラマチックに描き切る。脚本は、『ヒロイン失格』、『センセイ君主』、ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」など数々のヒット作を手掛けてきた吉田恵里香。音楽をスタジオジブリ作品『耳をすませば』、『猫の恩返し』などで高い評価を受けている野見祐二が担当する。

そして、本作のキャラクターに命を吹き込む声優陣も豪華な顔ぶれが揃った。恋愛に対して現実的で積極的だが、実は自分の本当の気持ちを出すのが苦手なヒロイン山本朱里には、「HUNTER×HUNTER」(ゴン=フリークス役)、「リトルウィッチアカデミア」(アツコ・カガリ役)など人気作に出演し、第11回声優アワードで助演女優賞を受賞した潘めぐみ。朱里の義理の弟で、ある葛藤を抱える山本理央を演じるのは、「Free!」(七瀬遙役)、「ブラッククローバー」(ユノ役)など幅広い作品に出演し、第7回声優アワードで新人男優賞を受賞した島﨑信長。由奈の幼馴染で真っ直ぐな好青年だが、どこか周囲を冷静に見てしまう乾和臣を演じるのは、第9回声優アワードで新人男優賞を受賞し、現在は歌手活動も精力的に行うなど活躍の幅を広げる斉藤壮馬。さらに、潘演じる朱里とWヒロインとなる市原由奈を、オーディションにて満場一致で選ばれた大注目の新人声優、鈴木毬花が務め、夢見がちで恋愛に対して消極的なキャラクターを丁寧に演じる。

▲(上段左から)鈴木毬花(市原由奈役)、潘めぐみ(山本朱里役)、(下段左から)島﨑信長(山本理央役)、斉藤壮馬(乾和臣役)

特報映像では、等身大の本当の気持ちと、相手を傷つけたくないという想いの間で揺れ動く4人の姿を、繊細な映像で表現。印象的な台詞も並び「誰だって傷つきたいわけじゃない」、「傷つけたいわけじゃない」、「なるべく笑って過ごしたい」、「いつだってそのための選択をしているはず」、「みんなが幸せになれる方法があればいいのに」と、これから4人に訪れる切ない恋の行方が気になる仕上がりとなっている。

ポスタービジュアルでは、物憂げな表情で何かを見つめる理央、屋上から遠くを見つめる和臣、美しい桜の下でこちらを振り向く朱里と由奈の姿が描かれている。

■潘めぐみ(山本朱里役) コメント
咲坂先生の描く世界観に携われる…心から光栄に思います。特報では、繊細で情感溢れる映像と音楽に乗せて、原作に幾度と登場するあのモノローグが、由奈、朱里、理央、和臣と紡がれていき、とても印象的で。タイトルも、一つの言葉に余韻があって…募っていくものを感じました。朱里の想いを大切に育んでいきますので宜しくお願いします。

■鈴木毬花(市原由奈役) コメント
小学生の頃から咲坂先生の作品が大好きで、この作品は親子で読んでいました。由奈役に決まったと聞いたとき、嬉しさと共に不安が湧いてきましたが、私が演じることでより良い作品にしたいと思いました。由奈は純粋で自分に自信が持てない女の子ですが、しっかりとした芯を持っています。朱里ちゃんと理央くんと出会い、どんどん成長していく由奈の変化を意識して演じたいと思います。

■島﨑信長(山本理央役) コメント
原作を拝見して、すっごく素敵な人間ドラマだなと感じました。特報の収録の際にも、理央の属性ではなく、人間的な部分を大事にする芝居を求められたので嬉しかったです。本編でみんなと一緒に演じる時間が、本当に楽しみです。

■斉藤壮馬(乾和臣役) コメント
オーディションを受けるにあたって原作を拝読しましたが、とにかくストーリーが気になって、一気に読破してしまいました。4人それぞれの思いが交錯し、すれ違いながらも、少しずつ触れ合っていく。本当に素敵な作品ですよね。この原作がアニメ映画でどんなふうに表現されるのか、とても楽しみです。よろしくお願いいたします!

■黒柳トシマサ監督 コメント
青春の素直な出会いへの憧れ。恋をして、自分よりも大切な人ができて、それまで自分一人だった世界が無限に広がっていくようで、背伸びした未来にも手が届きそうな気がして。そういう“現在”を全力で駆け抜けている由奈や朱里たちが、僕には眩しく見えました。その純な輝きを、どうしたらアニメで表現できるだろう。平穏な日々に彩りを添える、そんな作品をお届けしたいと思います。

■吉田恵里香(脚本) コメント
咲坂先生の作品はいつも拝読していたので、脚本を担当させて頂けて素直に嬉しかったです。先生が描く人物は、心の動きがリアルで嘘がありません。良い部分も悪い部分も丁寧に紡がれていくからこそ、読む人にそっと寄り添い心に深く沁みるのだと思います。そんな咲坂イズムを忘れず、原作に誠実に、脚本を執筆させていただきました。アニメだからこそ表現できる咲坂作品の繊細な世界観を是非楽しんで頂ければ幸いです。来年春が私も待ち遠しいです!

■野見祐二(音楽) コメント
気持ちの動きに音を付ける、ということが出来たのが楽しかったです。由奈と朱里はそれぞれに全く違った心の中のこだわりを持っていて、それが物語に影を落として単なる恋物語ではない深みを出しています。それに触れる時が2人のエモーションが高まる急所になり、音楽の聴かせ所にもなるように作ったつもりです。

■咲坂伊緒(原作) コメント
決定したキャストの方々の声を聞いた時、「やっと声を聞かせてくれた!みんなこんな声してたんだねー!!」と、自分の作ったキャラクターの新たな一面が見れたような嬉しさでいっぱいになりました。映画の中ではそれをもっと見せてくださるんだろうと思うとワクワクしすぎて口から心臓出そうです。そして監督の黒柳トシマサさん、脚本の吉田恵里香さんには、私が作中で大事にしているちょっとした“生っぽさ”を最大限汲み取ろうと丁寧に根気よく対応していただけたこと、本当に感謝しております!!

アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』
2020年5月29日(金)より全国ロードショー
監督:黒柳トシマサ
原作:咲坂伊緒「思い、思われ、ふり、ふられ」
脚本:吉田恵里香
キャラクターデザイン:山下祐
音楽:野見祐二
声の出演:島﨑信長 斉藤壮馬 潘めぐみ 鈴木毬花
配給:東宝

【ストーリー】 偶然出会ったタイプの全く違う朱里(声:潘めぐみ)と由奈(声:鈴木毬花)、朱里の義理の弟の理央(声:島﨑信長)と由奈の幼馴染の和臣(声:斉藤壮馬)は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき…切なすぎる恋が動き出す。

© 2020 アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 © 咲坂伊緒/集英社