斎藤工「史上最強傑作!」、細田守監督「ものすごいものを観た」著名人絶賛!『パラサイト 半地下の家族』

第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が、2020年1月10日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』など国際的作品を手掛けてきたポン・ジュノ監督が、相反する二つの家族を軸に、貧富格差を痛烈に批判しつつ、コミカルさやサスペンス感などを交え、圧倒的エンターテインメント性を持たせた物語展開で描いた本作。全員失業中、“半地下”住宅で暮らす貧しい一家の長男が、IT企業を経営する超裕福な一家の家庭教師になったことから、次第に想像を遥かに超える悲喜劇へと発展していく。

▼著名人 絶賛コメント

■斎藤工(俳優/映画監督)
史上最強傑作!!遂にポン・ジュノは現代映画の到達点を本作でサラッと更新してしまったのではなかろうか。己の現在地は、果たして地上なのか、地下なのか、それとも半地下なのか。観終わってからずっとその疑心に寄生されている。

■角田光代(作家)
映画が進むにつれて、強力な力に引きずられて見たこともない場所に連れていかれるような気がして、笑いながらもこわかった。でも観終われば、そこにいくことができてよかったと心から思う。

■高田純次
凄い、久々にガツンときた!自分の加齢臭(体臭)が気になりました!

■細田守(アニメーション映画監督)
ものすごいものを観た!家2軒しか出てこない映画かと思わせて、最後には予想もつかないようなところまで連れて行ってくれる。観た後に誰かと語り合いたくなる映画です。ネタバレ厳禁につき多くを語れないので、とにかくまずは観てください!

■水道橋博士(お笑い芸人)
観客は映画上映時間にパラサイトされるだけではなく、今後、映画史レベルでパラサイトされるだろう歴史的な大傑作!

■ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)
常に最新が最高のポン・ジュノ監督。本当に頭が下がる思いです。嘘っぽいコメントだって?自分の脈に誓って本当です。

■町山智浩(映画評論家)
ダメ親父ソン・ガンホ率いるドン底ファミリーのドタバタにゲラゲラ笑っているうちに戦慄の展開へ!『ジョーカー』『万引き家族』『アス』そして『パラサイト』が突きつけるのは、今を映す鏡だ!

■久米宏
これだけ面白い映画は滅多にない。始まってしばらくすると脚本・監督のポン・ジュノ氏の笑い声が聴こえてくる。やがてそれは大笑いに変わっていく。僕には 確かにその笑い声が聴こえた。ラストシーンの後 彼に優しく肩を叩かれた。

■仲野太賀(俳優)
一つの作品をきっかけに、映画を好きになる事がある。パラサイトはその最高の入口であり、出口まで連れ去ってしまうほど、危ういくらい面白い。この社会で生き抜く、全ての人に見てほしい。

■満島真之介(俳優)
映画は「鑑賞する」ものだと思っていた。うかつだった。「鑑賞」から「体感」となり、とてつもないものが「寄生」してしまった。ポン・ジュノが降らせる豪雨は、僕の中に降り続ける。これから、どう生きていこうか。

■小島秀夫(ゲームクリエイター)
決して、ハリウッドに“パラサイト”されない鬼才ポン・ジュノが、映画という現実と虚構の狭間にある“半地下”視点から描く、ユーモアと狂気たっぷりの皮肉を込めた最高傑作!格差社会の闇に、スポットライトを当てる事で、家族という“共生”のメカニズムを浮かび上がらせる。本作は“寄生”と“共生”を解く、普遍のテーマを扱った哲学級娯楽映画だ。

■井上荒野(小説家)
映像、音、セリフの、本当に一つ残らずすべてが、この映画の凄みに貢献している。クスッとしたり、ゲラゲラ笑ったりしながら、すごくこわい。寄生する家族とされる家族、いちばんこわいのはこの中の誰だろう、とずっと考えていた。

■小川彩佳(キャスター)
ああ、こういう映画なのね。という想像が、数分刻みで覆され続けます。転がされ裏切られ、今もドロッとした余韻が、こびりついたまま。これは映画“鑑賞”じゃなくて映画“体験”!

『パラサイト 半地下の家族』
2020年1月10日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督・共同脚本:ポン・ジュノ
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル
出演:ソン・ガンホ イ・ソンギュン チョ・ヨジョン チェ・ウシク パク・ソダム イ・ジョンウン チャン・ヘジン
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウ(チェ・ウシク)は、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…この相反する二つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく。

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