100円で“寅さん”最新作を!中学生以下鑑賞キャンペーン『男はつらいよ お帰り 寅さん』

1969年8月27日に第1作が劇場公開された映画『男はつらいよ』シリーズ。そのシリーズ50作目となる吉岡秀隆主演の新作映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』が、第1作の公開から50周年を迎える本年の12月27日より公開される。このほど、中学生以下の観客が、本作を「100円(税込)」で鑑賞できるキャンペーン(一部劇場を除く)が実施されることが発表された。

▲(左から本作に出演する)富田望生、桜田ひより、倉島颯良

1997年公開の第49作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇』以来、22年ぶりの本作は、車寅次郎の甥・満男と、満男がかつて思いを寄せたイズミのその後の物語。別々の人生を歩んできた二人を軸に、さくらや博、そしてくるまやを囲む人たちの今が描かれる。

中学生以下が100円で映画が観られる施策は、業界初の試み。寅さんのセリフ「いま、幸せかい?」。こんな簡単な質問にすぐ答えられない大人がたくさんいる現代、今の子供たちに生きていくことの素晴らしさを伝えたい、“生きるヒント”を与えてくれる寅さんを観てもらいたい、という未来への願いが込められている。

■山田洋次(監督) コメント
先行き不透明で重く停滞した気分のこの時代を窮屈に生きる子供たちにこそ、『男はつらいよ』を知らないであろう彼らにこそ、「生まれてきて良かったなぁって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃないのか」と優しく語りかけてくれる寅さんの存在や言葉を知って欲しい。そして、自由にのびのびと生きることの素晴らしさを大笑いしながら感じてくれたら、と心から願っています。

▼キャンペーン概要

対象者:中学生以下
料金:100円(税込)
対象期間:12月27日(金)~2020年3月31日(火)まで
実施劇場:SMT(松竹マルチプレックスシアターズ)
※その他劇場、交渉中。保護者同伴の有無は問わない。

『男はつらいよ お帰り 寅さん』
12月27日(金) 全国公開
監督・原作:山田洋次
脚本:山田洋次 朝原雄三
主題歌:「男はつらいよ」渥美清 桑田佳祐(オープニング)
出演:渥美清 倍賞千恵子 吉岡秀隆 後藤久美子 前田吟 池脇千鶴 夏木マリ 浅丘ルリ子 美保純 佐藤蛾次郎 桜田ひより 北山雅康 カンニング竹山 濱田マリ 出川哲朗 松野太紀 林家たま平 立川志らく 小林稔侍 笹野高史 橋爪功 富田望生 倉島颯良 中澤準 田中壮太郎
配給:松竹

【ストーリー】 小説家の満男(吉岡秀隆)は、中学3年生の娘と二人暮らし。最新著書の評判は良いが、次回作の執筆にはいまいち乗り気になれないモヤモヤした日々。なぜか夢の中には、初恋の人・イズミ(後藤久美子)が現れ悩みだす始末。そんな時、妻の七回忌の法要で実家を訪れた満男は、母・さくら(倍賞千恵子)、父・博(前田吟)たちと昔話に花を咲かす。いつも自分の味方でいてくれた伯父・寅次郎(渥美清)との、騒々しくて楽しかった日々。あの寅さんへの想いが、蘇る…。

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