草彅剛「僕も基本的にノープラン!」ポン・ジュノ&ソン・ガンホと韓国語で交流!

第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が、2020年1月10日より公開中。このほど、2月24日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて舞台挨拶が行われ、キャストのソン・ガンホと、ポン・ジュノ監督、そして彼らの大ファンであるという草彅剛がサプライズ登壇した。

日本で公開されている韓国映画の中で、歴代ナンバー1となった本作。これについてジュノ監督は、「十数年ぶりに日本で韓国映画がヒットしているということが、両国の映画ファンにとって、観客にとって、お互いの映画に関心を持って愛し合えるようなきっかけになればと願っています」とコメント。ガンホも「(両国の作品を)お互いが触れ合って、共感できることが何よりも大切。そのきっかけが作れたような気がして、嬉しく思っています」と語った。

イベントの途中には本作の大ヒットを祝い、彼らの大ファンだという草彅が、花束を持ってサプライズ登壇。会場が驚きの歓声に包まれる中、草彅から2人へ花束贈呈が行われた。マイクを渡された草彅は、韓国語で「ポン・ジュノ監督とソン・ガンホさんの熱烈なファンです!」と興奮した様子。続けて日本語も交えながらの韓国語で「ソン・ガンホさんは一番尊敬している俳優さんなので、演技をするときにも『ソン・ガンホさんだったら、どう演技をするんだろう』と考えながら」演技していることを明かし、最後は「最近は韓国語を勉強する時間がなくて、忘れてしまいましたが(笑)、いつも2人から力をいただいています」と笑顔で話した。

この日に初めて会ったという3人。草彅は「何度もオファーしたんですけど、時間が合わなくて。まさか、劇場の出入口で、初めて2人に会うとは思わなかった…。本当に嬉しいです」とコメント。ガンホは「20年以上前から、チョナン・カン(草彅)さんは僕のことを好きでいてくれていると聞いていましたので、本当にありがたかったですし、ぜひ会いたかった。今日は記念すべき日」と語った。続けてジュノ監督は「僕もチョナン・カン(草彅)さんについてはよく存じ上げていました。ソウルで公演をされていたときに、観に行きました」と明かし、草彅を喜ばせていた。

草彅は映画について「退屈するところがなかった。またすぐ観たくなるような作品」とし、劇中でガンホ演じる父が“無計画”に行動するシーンがお気に入りだそうで、「僕も基本的にノープラン! とても心に響いた」と本作を絶賛していた。

『パラサイト 半地下の家族』
1月10日(金) 全国ロードショー
監督・共同脚本:ポン・ジュノ
撮影:ホン・ギョンピョ
音楽:チョン・ジェイル
出演:ソン・ガンホ イ・ソンギュン チョ・ヨジョン チェ・ウシク パク・ソダム イ・ジョンウン チャン・ヘジン
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 全員失業中、“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウ(チェ・ウシク)は、“高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行く。そして、兄に続き、妹ギジョン(パク・ソダム)も豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する二つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へと加速していく。

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