大ヒットクライムサスペンスシリーズ「殺人分析班」の最新作、「連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班」が、過去作に引き続き木村文乃主演で11月17日よりWOWOWプライムにて放送される。このほど、11月14日にスペースFS汐留にて完成披露イベントが行なわれ、キャストの木村文乃、青木崇高、内片輝監督が登壇した。
シリーズ第3弾となる本作は、遺体の首に青い花が生けられるという、殺人分析班シリーズ史上、最も難解な猟奇殺人事件に挑み、さらに相棒の鷹野の異動が数日後に迫るなかでの主人公・如月塔子の自立も描かれる。
警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子役を演じる木村。再び塔子を演じることについて「3年も開いてしまって、それにもかかわらず待ってくださった皆さんのおかげで立てている」とシリーズのファンに感謝した。現場で大勢のエキストラがいる中、監督から「エースやから」とプレシャーをかけられたそうで、「祭り上げられちゃっている感じがして(笑)」と照れ笑い。「背負って立ててましたかね?」と不安そうに質問すると、青木から「立ててましたよ。僕からエースの場を奪ってね(笑)」と皮肉を言われていた。
最も信頼する先輩刑事、鷹野秀昭を演じた青木は、「今までこんなにかっこいい役をやったことがない。一番かっこいい!」と自身の役柄を絶賛。木村から「原作で一番人気が鷹野さん」だと告げられると、嬉しそうな表情を浮かべつつ「本当にかっこいい。男としても惚れ惚れします」と納得した様子だった。
シリーズを通してパワーアップした点について、内片監督が「キャストの頑張りが一番パワーアップしている」と述べると、木村は「なんて言ってました?」と、とぼけ顔。続けて木村は「ちょっと照れくさくて(笑)。今回は1人で悶々としているシーンが多くて。今やっと良いこと言ってもらえてホッとしたんです(笑)」と笑顔で本音を漏らした。
本作魅力について聞かれた木村は「3作もやらせていただくのは珍しい。監督とは相談するわけではなく、やってみてどう出る? というか、殴り合い」をしてる感覚だったという。すかさず内片監督が「俺はそう思ってない(笑)」ことを明かすと、木村は「私は構えて待っている感じでやってました(笑)」と告白しつつ、「実家に帰ってきたような感覚で撮影を進められた。監督が思っていることも空気で分かるので、アイコンタクトでお芝居を作っていける感じ。4年やってきたチーム感がよく出ている」と、思い入れが強い本作を最後までアピールしていた。
「連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班」
11月17日(日)よりWOWOWプライムにて放送スタート(全6話)※第1話無料放送
毎週日曜 夜10時~放送
監督:内片輝
原作:麻見和史「蝶の力学 警視庁殺人分析班」(講談社文庫刊)
脚本:穴吹一朗
出演:木村文乃 青木崇高 渡辺いっけい 北見敏之 藤本隆宏 小柳友 神野三鈴 勝村政信 段田安則 仲村トオル 菊地凛子
【ストーリー】 警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)が最も信頼する先輩刑事、鷹野秀昭(青木崇高)の公安部への異動が決まり、その異動まであと数日後に迫っていた。そんな中、資産家の天野秀雄が、自宅で惨殺される事件が発生。遺体は切り裂かれた首に“青い花”が生けられた状態で発見され、秀雄の妻・真弓は事件の日から行方知れずとなっていた。捜査本部が真弓を最重要参考人として捜索していると、「クラスター16」と名乗る犯人から新聞社宛てに、犯行声明と真弓の居場所を示唆するメールが届く。次々と起こる猟奇殺人事件に翻弄され続ける警視庁と殺人分析班。鷹野の異動が迫る中で、塔子に寄せられる期待と責任も大きくなっていく。しかし、期待とは反対に事件の捜査は難航し、焦りと不安が募る塔子。果たして、塔子や殺人分析班はこの猟奇殺人事件を解決することができるのか!?誰にも予想できない驚愕のラストが待ち受ける!