「新たな恐怖は本の中からやってくる」ギレルモ・デル・トロ原案・製作『スケアリーストーリーズ 怖い本』2020年2月公開!

『シェイプ・オブ・ウォーター』が第90回アカデミー賞で作品賞はじめ計4部門を受賞し、2019年にはハリウッドの殿堂入りも果たしたギレルモ・デル・トロが、オスカー受賞後に初めて企画・製作を務め、ストーリー原案を担当した『SCARY STORIES TO TELL IN THE DARK』(原題)が、邦題『スケアリーストーリーズ 怖い本』として2020年2月28日より公開されることが決定した。併せて、特報映像とポスタービジュアルがお披露目となった。

原作は、累計700万部もの売り上げを誇りながらも、全米の子供たちにトラウマを与えたというレッテルを張られ、全米の図書館に置くことが禁じられたいわくつきの児童書シリーズ「スケアリーストーリーズ 怖い本」。ギレルモ・デル・トロが10代の頃多大な影響を受けた本シリーズは、1981年に第1作が発表され、全米で大ベストセラーとなる。しかし、実際の事件を彷彿とさせるような描写やおどろおどろしいスティーブン・ガンメルの挿絵に親たちや教師から苦情が殺到、児童書にもかかわらず子供には過激すぎるとして全米の学校図書館に置くことを禁止する論争が巻き起こった。

監督は、『トロール・ハンター』や『ジェーン・ドウの解剖』でカルト的な人気を博し、スティーヴン・キング原作『死のロングウォーク』の監督にも決定している期待の新星アンドレ・ウーヴレダル。ゾッとするような映像表現に加え、ダークユーモアの才能に溢れているウーヴレダルを以前から絶賛していたデル・トロは、「今作を任せられる監督は彼しかいない」と大抜擢、強力なタッグが誕生した。

特報映像では、すべての元凶である“怖い本”が登場し、背筋が凍りつくような戦慄の一部を体感することができる。ある夜、高校生のステラたちは、古い洋館の地下室で一冊の本を見つける。そこには美しい手書きの文字で書かれた物語が。しかしそれは絶対に持ち帰ってはいけない、読んではいけない危険な一冊だった。毎夜、血のように滲み出す文字が新たなページを綴る時、一番の恐怖が現実となって襲い掛かる。赤い光が点滅する廊下に姿を見せた不気味な“何か”は、デル・トロがこだわりを詰め込んだフォルムになっており、恐ろしさを感じさせつつも好奇心を掻き立てる映像となっている。

ポスタービジュアルでは、特報映像にも登場する、白くて丸みをおびたフォルムで存在感を放つ“何か”が廊下の奥にうっすら見てとれる。そして、まるで物語への入り口のように本が大きく開かれ、これから語られる“恐ろしい話”への期待が膨らむビジュアルとなっている。

『スケアリーストーリーズ 怖い本』
2020年2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
監督:アンドレ・ウーヴレダル
原作:アルビン・シュワルツ「スケアリーストーリーズ 怖い本」シリーズ
ストーリー原案・製作:ギレルモ・デル・トロ
出演:ゾーイ・コレッティ マイケル・ガーザ ガブリエル・ラッシュ オースティン・エイブラムズ ディーン・ノリス ギル・ベローズ ロレイン・トゥーサント
配給:クロックワークス

【ストーリー】 ハロウィンの夜、町外れの幽霊屋敷に忍び込んだ子供たちが一冊の本を見つける。そこには噂に聞いた怖い話の数々が綴られていた。持ち帰った次の日から子供がひとり、またひとりと消えていく。そして、その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていくのだ。主人公は消えた子供たち。彼らが“いちばん怖い”と思うものに襲われる物語がそこにあった。次の主人公は誰なのか?子供たちはどこへ消えたのか?“怖い本”の呪いからはだれひとり逃げられない…。

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