剛力彩芽「箱田優子監督。もう箱ちゃんなんて呼べない」、吉岡里帆「監督の叫びが聞こえてきそう」著名人絶賛!『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

TSUTAYAが主催する、2016年に行われた第2回TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMで審査員特別賞を受賞した箱田優子による企画「ブルーアワー」を、夏帆主演、シム・ウンギョン共演で映画化した『ブルーアワーにぶっ飛ばす』が10月11日より公開される。このほど、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

東京で働くCMディレクターの砂田は、仕事にも人生にもぼやいてばかりな日々を過ごしている。ある日、祖母の見舞いに行くため、砂田(夏帆)は自由奔放な友人・清浦(シム・ウンギョン)と共に大嫌いな地元・茨城へ帰ることになるが、清浦がついてくるのには理由があった…。

▼著名人 絶賛コメント

■麻生久美子(女優)
女の子二人の関係性に、心地良さと違和感を感じながら、何も起こらない話にいちいち引っかかりながら観ることの楽しさよ。映画の中に存在していた箱田監督に引き込まれ、ずっと目で追いながらも、頭のどこかで自分の記憶と重ね合わせて観てしまい心揺さぶられる。なんだろう、余韻が凄い。私の中のキヨ(シム・ウンギョン)はどんな子だろうかと考えが止まらない。

■吉岡里帆(女優)
外が暗くなって、向こう側から気付かれなくなる前に大事なあの人と笑い合いたい。自分が誰かの子供である間に、家族のあたたかさや悲しみを知っておきたい。自分が自分である間に、一番綺麗な空の下で言えそうで言えなかった言葉を誰かと交わしたい。きっと映画を見た人は思い出す、この大事な感覚。監督の内なる叫びが聞こえてきそうでした。

■山下敦弘(映画監督)
久しぶりに気持ちいい長編デビュー作を観た。アッパーなくせして繊細で、イケてる風なのにダサくて、そのくせ勢いがあって力強く、そしてなんだかとっても清々しい。何言ってるんだか自分でも分からないけど、とにかくみんな観ろ。後で「箱田監督のデビュー作を、ちゃんと劇場で観た」って自慢出来るから。それと夏帆とウンギョンちゃん最高。以上。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
日頃の忙しさのなか、つい自分を見失いがち。仕事、恋愛、友情に迷っているあなたの心を楽しく、ゆっくり、あたたかく、独特な雰囲気で救ってくれる一本!

■神木隆之介(俳優)
荒波に揉まれて、迷子になっても、見つけてくれる場所がある。まるで「おかえり」って言われているようで、「ただいま」って言いたくなる作品でした。

■仲野太賀(俳優)
他人事には思えなかった。実家にいる祖母の顔を思い出す。祖母の前にいる時の、自分を思い出す。見終わった後、心の奥にいる何者でもない自分が清らかに笑ってる。それがあまりにも眩しいから、なんだか泣けてしょうがなかった。

■剛力彩芽(女優)
今の自分に悩んでいる人に観てほしい。自分にもキヨみたいな存在いるなぁなんて感じながら、日常の中に起こる悩みや決断と葛藤してることに気づいた。けれど、最後に自分の背中を押すのは自分なのかもしれない。10年前にお仕事でご一緒した箱ちゃん…。もう箱ちゃんなんて呼べない。箱田監督、初監督作品おめでとうございます。そして、ありがとうございます。

■前野健太(シンガーソングライター)
夏帆さん、シム・ウンギョンさん、箱田監督、音楽の松崎ナオさん。なんかこの4人でビートルズみたいだと思いました。弾ける瞬間。残るハーモニー。永遠の群青。ヤア!ブルーズ!!

■山内マリコ(作家)
やさぐれて、荒れて、くだを巻く夏帆。にこりともせず、がらっぱちな態度で。いいぞいいぞ、やっちまえ!

■佐久間宣行(テレビ東京プロデューサー)
人生はだいたい辛くて、たまに優しい。魅力的で切なくてずっと見ていたい主人公がそこにいた。このキャリアでこのタイミングで、史上最高の夏帆さん!凄い!

■はあちゅう(ブロガー・作家)
自分を構成しているのは必ずしも理想の要素だけではない。でも、そのダサさを愛おしく思える人生こそ良い人生なのかも…。そんな風に思える作品でした。

『ブルーアワーにぶっ飛ばす』
10月11日(金)より、テアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開
監督・脚本:箱田優子
出演:夏帆 シム・ウンギョン 渡辺大知 黒田大輔 上杉美風 小野敦子 嶋田久作 伊藤沙莉 高山のえみ ユースケ・サンタマリア でんでん 南果歩
配給:ビターズ・エンド

【ストーリー】 30歳の自称売れっ子CMディレクター・砂田(夏帆)は、東京で日々仕事に明け暮れながらも満ち足りた日々を送っている…ように見えるが、口をひらけば悪態をつき心は荒みきっている。ある日、病気の祖母を見舞うため、砂田の嫌いな故郷に帰ることに。ついて来たのは、砂田が困った時には必ず現れる、自由で天真爛漫な秘密の友だち・清浦(シム・ウンギョン)。しかし、再会した家族の前では、都内で身に着けた砂田の理論武装は通用しない。やがて全てを剥がされた時、見ようとしなかった本当の自分が顔を出す…。そして、一日と始まりと終わりの間に一瞬だけおとずれる“ブルーアワー”が終わる時、清浦との別れが迫っていた…。

©2019『ブルーアワーにぶっ飛ばす』製作委員会