【女子フィギュア最大の事件】トーニャ・ハーディングの“あの事件”映画の主演にマーゴット・ロビー!

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Deadline

米ミラマックスは元女子フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングの伝記映画『I, Tonya アイ,トーニャ』(原題)の全米配給権を取得し、ハーディング役には『スーサイド・スクワッド』でハーレイ・クインを演じて大ブレイクしたマーゴット・ロビーに決定した。Deadlineほか米メディアが伝えている。

トーニャ・ハーディングはオレゴン州ポートランドの貧しい家庭で育ち、不遇な子ども時代を過ごした。そこから強い決意と運動神経をもって、フィギュアスケート界の頂点に上り詰め、メジャー大会でアメリカ人女性としては初めてトリプルアクセルを決め、世界でも伊藤みどりに次ぐ2人目となる快挙を成し遂げた。彼女は1991年の全米選手権で優勝、世界選手権でも2位になり、ライバルのアメリカ人スケーターであるナンシー・ケリガンの3位を上回った。1994年1月、リレハンメル五輪選考会場でケリガンが暴漢に襲われ足を折られそうになる事件が発生する。犯人はハーディングの元夫だとわかり、彼は司法取引に応じ、ハーディングも共犯だと証言した。その後、ケリガンはリレハンメル五輪で銀メダルを獲得したが、集中力を欠いたハーディングは8位に終わり、彼女の人生もどん底に落ちていく。さらなるスキャンダルが明るみに出て、全米スケート協会はハーディングの1994年の全米選手権の優勝を取り消し、選手資格を剥奪した。

監督は『ラースと、その彼女』クレイグ・ギレスピー。クラブハウス・ピクチャーズのブライアン・アンクレスとマーゴット・ロビー、ロビーの夫のトム・アッカーリー、そして脚本のスティーブン・ロジャースがプロデューサーとなる。

ロビーは「脚本は信じられないくらいで、私が今まで読んだものと全然違う。クレイグのアプローチの仕方は知ってるし、登場人物はすばらしく描かれるだろう。トムと私は、ブライアンと一緒にプロデューサーの仕事ができることをありがたく思っているし、今まで一緒にやってきたたくさんの仕事の中で最高のものになることを願うわ」と語っている。