【トランプ、マドンナ、不倫スキャンダル】2016年ハリウッドで映画化されなかった優秀脚本“ブラックリスト”発表!!

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The Wrap

映画製作に到らなかった良質な脚本のリスト“ブラックリスト”の2016年版が発表された。選出されたのは73本。250を超えるハリウッドのエグゼクティブたちの投票によって決定した。The Wrapほか米メディアが伝えている。

1983年のニューヨークで初のアルバムを発売する直前のマドンナを追ったもの、ドナルド・トランプがマンハッタンで初の不動産取引をした際の内幕劇、クリントン元大統領のインターンだったモニカ・ルインスキーとホワイトハウス職員だったリンダ・トリップの世間を騒がせた関係、そしてスティーヴン・キングのサクセスもの2本などがある。

今年のリストにはほかにも有名な脚本家の作品が含まれている。例えば、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でオスカーを受賞したグレアム・ムーア、オスカーにノミネートされた『ナイトクローラー』の監督・脚本のダン・ギルロイ、TVシリーズ『This is Us ディス・イズ・アス』(原題)のダン・フォーゲルマンらだ。

ブラックリストの製作者であるフランクリン・レオナルドによると、有名人や政治家についてだけでなく、強いテーマを持った脚本がリスト入りしたと語った。

「システムの崩壊に関する実話が多くあった」とレオナルドは言う。「DEA(麻薬取締局)から教会の会計士、地元の学校にいたるまで。そしてこのことは、現代ではかなり一般的なことだ」