音楽・映像・映画など多方面のプロデュース作品を輩出してきたキングレコードの新映画レーベル「KING RECORDS presents エロティカ クイーン」が始動し、記念すべき第一弾として、いまおかしんじ監督作『こえをきかせて』、髙原秀和監督作『焦燥』、『グラグラ』が、4月6日から8日に渋谷ユーロライブにて限定公開されることを記念し、4月6日に3作品の合同記者会見が行われ、渡辺万美、永岡怜子、小田飛鳥、いまおかしんじ監督、髙原秀和監督が登壇した。
合同記者会見には、『こえをきかせて』で精肉屋の男性とテレパシーで交流を深めていくヒロインを演じた渡辺万美、『グラグラ』でバツイチ男と不器用な恋をするヒロインを演じた永岡怜子、『焦燥』で度重なる不運にも負けず恋にもがくヒロインを演じた小田飛鳥、いまおかしんじ監督、髙原秀和監督が登壇し、フェロモンに満ち溢れた雰囲気の会見となった。
平成最後のエロスにどんな気持ちで挑んだか?という質問に渡辺は、「常にエロスな仕事をしてきました。平成が終わるのは寂しいけど、令和ではニュー万美としてもっとエロスを追求します!」と述べた。作品の中でエロスをどんな風に表現したのか?という質問に永岡は、「処女の役だったので昔を思い出しつつ、処女が思うであろうエロスを研究して演じた」と恥ずかしがりながら答えた。中年のおじさんとのエピソードはあるか?という質問に、年の差の大恋愛作品『焦燥』の小田は「ある有名な落語家さんが大好きなんです!」と告白。「自分の写真集や切り抜きを手紙も添えて送って、その人にいい女だと思ってもらえるよう頑張っています」と答えた。
『こえをきかせて』を手がけたいまおかしんじ監督は、「渡辺さんは根性があるんですよね。堂々としていて現場を引っ張ってくれました」と渡辺を絶賛。永岡、小田の作品でメガホンを取った髙原秀和監督の「2人とも脱ぎっぷりがいい!」という答えには場内から笑い声があがった。
『こえをきかせて』『焦燥』『グラグラ』
4月6日(土)~8日(月)、渋谷ユーロライブにて限定公開
配給:アルゴ・ピクチャーズ
『こえをきかせて』
監督・脚本:いまおかしんじ
出演:渡辺万美 吉岡睦雄 今川宇宙 長屋和彰 広瀬彰勇 古藤真彦 丸純子 川瀬陽太
【ストーリー】 ファッションモデルのハルカ(渡辺万美)は食事制限が祟り撮影中に気を失ってしまう。その帰り、立ち寄った精肉店の店主・安春(川瀬陽太)の「いい体してんな。ボン、キュッ、ボンだ…」という言葉が頭の中に聞こえてしまう。最初は不審感と恐怖にさいなまれるハルカだったが、子供の頃からエスパー能力を持つ安春と次第に打ち解けていく。仕事への葛藤、愛妻の不倫など互いの悩みを曝け出していく二人は、ある出来事から一線へと踏み出していく…。
『焦燥』
監督・編集:髙原秀和
脚本:髙原秀和 宍戸英紀
出演:小田飛鳥 那波隆史 七海なな 広瀬彰勇 重松隆志 森川凜子 加藤紗里 隆大介
【ストーリー】 老資産家・藤堂(隆大介)は亡き母の骨壺を抱えて真夏の墓地を歩く紗弓(小田飛鳥)の姿に一目惚れし、夜の公園で泥酔する紗弓を見つけ出す。父を知らない紗弓は藤堂を父のように慕い、また男として愛し始めていく中、藤堂に誘われて訪れた別荘で紗弓は自分とそっくりな顔をしたお下げ髪の少女・和美の似顔絵を見つける。そして嵐の夜に訪れた招かれざる客の襲来によって、2人の関係は思いもよらぬ方向へ狂っていく…。
『グラグラ』
監督:髙原秀和
脚本:髙原秀和 宍戸英紀 椙下直哉
出演:永岡怜子 江澤翠 柴田明良 本橋由香 木庭博光 古井榮一 湯江タケユキ
【ストーリー】 はるか(永岡怜子)は中堅グラビアアイドルとして活躍する中、マネージャーから主演映画でラブシーンのある役を演じてみないかと提案される。映画のオファーは嬉しいが、はるかは胸に秘めたコンプレックスがあり、受けるべきなのか思い悩む。その矢先、はるかは路上でファンに襲われそうになったところをとある中年男性・田畑(湯江タケユキ)に助けられる。二人は次第に打ち解けていくが、映画のためにとコンプレックスの克服の手助けを頼まれた田畑はにべもなく拒絶する。はるかの主演映画、そして二人の関係はどこへ向かうのか?
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