ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒーらが追悼 『ダラス・バイヤーズクラブ』ジャン=マルク・ヴァレ監督が死去

映画『ダラス・バイヤーズクラブ』、ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」などを手がけた映画監督のジャン=マルク・ヴァレが58歳で死去した。訃報を受け、ヴァレ監督の作品に出演したニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒーらが追悼メッセージをインスタグラムに投稿した。

▼ニコール・キッドマンのインスタグラム(nicolekidman)より

米メディア「Variety」などは、12月26日、ヴァレ監督がカナダのケベックシティ郊外の小屋で亡くなったと報じている。代理人によると、死因は心臓発作だったという。

カナダのケベック州で生まれたヴァレ監督は、アカデミー賞3部門を受賞した映画『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013)をはじめ、『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2015)などの話題作を手がけたほか、大ヒットドラマ「ビック・リトル・ライズ」(2017)、「シャープ・オブジェクツ」(2018)のメガホンをとった。

▼2014年に日本公開された『ダラス・バイヤーズクラブ』の予告編

「ビッグ・リトル・ライズ」で主演を務めたニコール・キッドマンは「打ちのめされている」と悲しみをつづり、「ジャン=マルクのおかげで、私はキャリアの中で最もやりがいのあるプロフェッショナルな経験ができた。それだけでなく、彼の友情と優しさ、そして愛は、これからもずっと私にやる気を与えてくれる力になった」と投稿。「この素晴らしい人と一緒に過ごした時間にいつまでも感謝します」と別れを惜しんだ。

▼ニコール・キッドマンのインスタグラム(nicolekidman)より

『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーは「優しい心を持つジャン=マルクは、純粋な受け止める側の人だった」と追悼。

▼マシュー・マコノヒーのインスタグラム(officiallymcconaughey)より

同作でアカデミー賞助演男優賞に輝いたジャレッド・レトは「『ダラス・バイヤーズクラブ』という美しい映画で僕の人生を変えてくれた、映画制作のエネルギーであり真のアーティスト」とヴァレ監督を表現している。

▼ジャレッド・レトのインスタグラム(jaredleto)より

『わたしに会うまでの1600キロ』、「ビッグ・リトル・ライズ」でタッグを組んだリース・ウィザースプーンは「愛してるよ、ジャン=マルク。また会う日まで」、ローラ・ダーンは「私たちは愛する友人を失いました。悲しみに打ちひしがれています」とコメントした。

▼リース・ウィザースプーンのインスタグラム(reesewitherspoon)より

▼ローラ・ダーンのインスタグラム(lauradern)より

このほかにも、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』に出演したジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツらが思い出の2ショットを投稿。また、同じケベック州出身で『DUNE/デューン 砂の惑星』を手がけた映画監督のドゥニ・ヴィルヌーヴもパートナーのインスタグラムを通じて追悼メッセージを発表している。