『バッドボーイズ』シリーズ、『メン・イン・ブラック』シリーズで知られるウィル・スミスが、全仏オープンテニスを辞退した大坂なおみ選手を応援するメッセージを自身のインスタグラムで発信した。
▲ウィル・スミスのインスタグラム(willsmith)より
5月24日からフランス・パリで開催されたテニス4大大会の一つ、全仏オープンに出場した大坂選手は27日、メンタルヘルスへの影響を理由に、同大会の記者会見に参加しない考えを自身のTwitterで表明。1回戦後の記者会見を拒否し罰金処分を受けた後、31日に大会を棄権すると発表し、「2018年の全米オープン以降、長い間うつの状態を繰り返し、苦しんできた」ことを自身のインスタグラムで公表した。
これを受けてウィルはインスタグラムで、大坂選手と全仏オープンのインスタグラムアカウントをタグ付けし、ノートにつづった直筆メッセージを投稿。「ヘイ、なおみ。あなたは正しい。彼らは間違ってる!あなたには僕がついてる」とエールを送った。
▲ウィル・スミスのインスタグラム(willsmith)より
ウィルのほかにも、元プロテニス選手のマルチナ・ナブラチロワ、F1世界チャンピオンのルイス・ハミルトン、NFL選手のラッセル・ウィルソン、さらに、女優のヴィオラ・デイヴィス、ケリー・ワシントン、シンガーのピンクら多くの著名人が大坂選手を支持するメッセージをSNSで発信している。
現在52歳のウィルは、1986年にジェフ・タウンズとヒップホップデュオ、DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスを結成して人気を獲得し、グラミー賞最優秀パフォーマンス賞を受賞するなどラッパーとして成功を収める。その後、TV出演を経て、『ハートブレイク・タウン』(1992)で映画デビュー。マイアミ市警の刑事コンビの活躍を描く『バッドボーイズ』(1995)が大ヒットし、以降も『インデペンデンス・デイ』(1996)、『メン・イン・ブラック』(1997)などのメガヒット作に出演した。ボクサーのモハメド・アリの半生を描いた『ALI アリ』(2001)でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、息子ジェイデンと共演した『幸せのちから』(2006)でも同賞の候補になった。近年は、『コンカッション』(2015)、『スーサイド・スクワッド』(2016)、『アラジン』(2019)、『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020)などの話題作に出演している。
最新作となる伝記映画『キング・リチャード(原題)』では、プロテニス選手のビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父リチャード・ウィリアムズを演じる。同作は2021年11月に米国公開予定だ。