ブリトニー・スピアーズ「2週間ぐらい泣いてた…」自身のドキュメンタリー作品にコメント

「トキシック」などで知られる人気歌手のブリトニー・スピアーズが、自身の成年後見制度をテーマにしたドキュメンタリー作品についてインスタグラムで反応した。

▲ブリトニー・スピアーズのインスタグラム(britneyspears)より ※2021年3月24日投稿

今年2月、ブリトニーのドキュメンタリー作品『フレーミング・ブリトニー・スピアーズ(原題)』がアメリカで公開。同作では、世界的ポップスターとして成功したブリトニーのキャリア、彼女に適用された成年後見制度を巡る裁判にスポットが当てられ、大きな反響を呼んだ。

ダンス動画をシェアすることが多いブリトニーは、今回、エアロスミスのヒット曲「Crazy」に乗せて踊る動画をインスタグラムに投稿。キャプションで、これまで発言を控えていたドキュメンタリー作品について初めて言及した。

▲エアロスミスの「Crazy」に乗せてダンスするブリトニー
ブリトニー・スピアーズのインスタグラム(britneyspears)より

ブリトニーは2008年頃、メンタルヘルスの問題を理由に成年後見制度が適用され、それ以来、父親のジェイミー・スピアーズが彼女の生活や資産を管理している。ブリトニーは現在、後見制度の取り下げを求めて父親と法廷での争いが続いており、彼女を支持するファンの間では「#FreeBritney(ブリトニーに自由を)」というムーブメントも巻き起こった。

投稿されたダンス動画のキャプションで、ブリトニーは「私の人生はいつも推察されてきた…人々の前でパフォーマンスをして、これまでの人生が晒されてきた」とコメント。「傷つきやすい人が世界を信用するには多くの力が必要よ…私はいつもメディアにジャッジされ、侮辱され、恥ずかしい思いをしてきたから」と、これまでの苦悩をつづっている。

「ドキュメンタリーは観てない」と明かしたブリトニーだったが、作品の一部を目にし、「戸惑いを感じた。2週間ぐらい泣いてたわ…今でも時々泣いてる!」と打ち明けた。

今は「喜びや愛、幸せを保ち続けるために、自分の力でできることをしてる」というブリトニー。「私は完璧になろうとしているんじゃない…完璧なのは退屈よ…私は優しさを伝えようとしているの!」と力強いメッセージで締めくくった。

『フレーミング・ブリトニー・スピアーズ』は公開後に多くの反響があり、シンガーのマイリー・サイラス、ケイシー・マスグレイヴス、サム・スミス、女優のサラ・ジェシカ・パーカーらセレブたちもSNSでブリトニーを支持するメッセージを発信している。

現在39歳のブリトニーは、シングル「ベイビー・ワン・モア・タイム」(1998)でデビュー。同名タイトルのアルバム(1999)は全世界で2200万枚以上を売り上げ、大ブレイクを果たす。これまでリリースした8枚のアルバム中6作が全米チャート1位を獲得しており、全世界トータル・セールス1億枚、8度のグラミー賞ノミネートを誇る。さらには、インターネット検索数でギネス記録を持つなど、これまでさまざまな伝説を樹立しており、ポップ・アイコンとして不動の人気を獲得している。

主な代表曲には、「トキシック」(2004)、「ギミ・モア」(2007)、「ピース・オブ・ミー」(2008)、「サーカス」(2008)、「ティル・ザ・ワールド・エンズ」(2011)、「アイ・ワナ・ゴー」(2011)、「ワーク・ビッチ」(2013)などがある。