『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』などに出演したジェイク・ギレンホールが、主演を務めた2001年の映画『ドニー・ダーコ』の公開から20年を迎えたことをインスタグラムで報告した。
▲ジェイク・ギレンホール
ジェイク・ギレンホールのインスタグラム(jakegyllenhaal)より
『ドニー・ダーコ』は、複雑で難解なストーリーが話題を呼び、今なおカルト的な人気を誇る異色の青春映画。同作の公開から20年、ジェイクは「『ドニー・ダーコ』の台本やいろいろなものを引っ張り出してきたよ…。この映画は20年前の今日公開された」と感慨深げにつづり、思い出の品々を公開した。ファイルに保存されている台本にはたくさんのメモが書き込まれ、主人公ドニー・ダーコ役を演じたジェイクの台詞にはブルーのマーカーが引かれている。
▲ジェイク・ギレンホールのインスタグラム(jakegyllenhaal)より
▲ジェイク・ギレンホールのインスタグラム(jakegyllenhaal)より
▲ジェイク・ギレンホールのインスタグラム(jakegyllenhaal)より
本作が「僕の人生とキャリアを変えた映画」だというジェイクは、「この映画の物語が、初めて観た人たちや新しい世代の人たちと一緒にまた違う世界に行き着いているのを見ているのは、現実じゃないみたいにすごい。それでも、(劇中で)ドニーがロバータ・スパロウに向けた『楽しみなことがたくさんある』という言葉は今でもその通りだ」と投稿。
最後に、「感謝しているよ。何年経っても、ファンのみんなは困惑した顔をしながら僕のもとにやって来て『ドニー・ダーコって一体何なんだ??』って聞いてくれる。『ドニー・ダーコ』公開20周年おめでとう!これからもずっとみんなを混乱させていこう」と締めくくった。
▲映画ではウサギがシンボルとなっている。
ジェイク・ギレンホールのインスタグラム(jakegyllenhaal)より
本作のストーリーは、高校生のドニー・ダーコが、奇妙な銀色のウサギから世界の終わりを告げられることから始まる。翌朝、ゴルフ場で目覚めたドニーが自宅に戻ると、ジェット機のエンジンが彼の部屋を直撃していた…。主演を務めたジェイクのほか、ドリュー・バリモアやジェイクの姉マギー・ギレンホールらが出演している。
現在40歳のジェイクは、1991年に『シティ・スリッカーズ』で映画デビュー。『遠い空の向こうに』(1999)、『ドニー・ダーコ』(2001)、『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)などで注目され、ヒース・レジャー共演の『ブロークバック・マウンテン』(2005)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。以降も『ゾディアック』(2007)、『ミッション:8ミニッツ』(2011)、『プリズナーズ』(2013)、『複製された男』(2013)などの話題作に出演。『ナイトクローラー』(2014)では報道スクープを追うパパラッチ役で12キロ近く減量、『サウスポー』(2015)ではボクサー役を演じるため約13キロ増量して挑み、幅広い役柄を演じる演技派で知られる。
このほかの出演作は、『ラブ&ドラッグ』(2010)、『エンド・オブ・ウォッチ』(2012)、『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(2015)、『ノクターナル・アニマルズ』(2016)、『ライフ』(2017)、『Okja/オクジャ』(2017)、『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)など。待機作には、デンマーク映画『THE GUILTY ギルティ』をハリウッドでリメイクした『ザ・ギルティ』(原題)などがある。