『スター・ウォーズ』ボバ・フェット役ジェレミー・ブロックが死去 マーク・ハミルらが追悼「まさに英国紳士だった」

『スター・ウォーズ』シリーズでボバ・フェット役を演じたイギリス人俳優のジェレミー・ブロックが75歳で死去した。これを受け、同シリーズで共演したマーク・ハミルらが追悼のメッセージをインスタグラムで発信した。

▲ルーカス・フィルムのインスタグラム(lucasfilm)より

ジェレミーのオフィシャルサイトによると、ジェレミーは数年前からパーキンソン病を患っており、合併症が原因で、12月17日に英ロンドンのトゥーティングにある病院で息を引き取った。ジェレミーは、賞金稼ぎのボバ・フェット役として、『スター・ウォーズ』オリジナル3部作の『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)に出演した。

同シリーズでルーク・スカイウォーカー役を演じたマーク・ハミルは、ジェレミーの訃報を受け、「ジェレミー・ブロックは、まさに英国紳士でした。良き役者で、一緒にいて楽しい仲間であり、誰にでも親切で、幸運にも彼と出会って一緒に仕事することができました。彼がいなくなり、とても寂しい。彼と知り合うことができて心から感謝しています」と追悼メッセージをインスタグラムで発表した。

▲マーク・ハミルのインスタグラム(hamillhimself)より

シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカスは、『スター・ウォーズ』のオフィシャルサイトで声明文を発表。「ジェレミーはボバ・フェットの演技に、ミステリーと脅威の完璧なコンビネーションをもたらしてくれました。これはまさに、私がそのキャラクターで伝えてもらいたかったことです。さらに、ジェレミーは『スター・ウォーズ』とファンを熱心に支えてくれる真の紳士でした。彼の物語への貢献とそのレガシーに心から感謝しています」と哀悼の意を表した。

このほか、ランド・カルリジアン役を務めたビリー・ディー・ウィリアムズ、『エピソード2/クローンの攻撃』(2002)で若きボバ・フェットを演じたダニエル・ローガンらがSNSで追悼している。

英レスターシャー出身のジェレミーは、幼い頃から演技を始め、70年代から80年代にTVドラマ「ドクター・フー」や「ロビン・オブ・シャーウッド」(原題)などに出演。人気スパイアクション『007』シリーズにも3作出演した。『スター・ウォーズ』シリーズでは、『エピソード5/帝国の逆襲』と『エピソード3/シスの復讐』(2005)にて、ボバ・フェット以外のキャラクターでカメオ出演も果たしている。