【全起こし】黒木華、自慢できることは「なで肩」、野村周平は「身体能力」、成田凌は「汗の量」!? 映画『ビブリア古書堂の事件手帖』完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:ありがとうございました。続いて、五浦大輔の亡くなった祖母・五浦絹子の若き日を演じられました夏帆さん、お願いします。

夏帆:皆さん、こんばんは。夏帆です。皆さん、これからご覧になられるということで、三島監督がすごく丁寧に作りあげた、このビブリアの世界観をぜひ最後まで堪能していただければと思います。最後までよろしくお願いいたします。

MC:夏帆さん、ありがとうございます。さあ、続いては絹子と秘密の恋に落ちる小説家志望の田中嘉雄を演じられました、東出昌大さんです。お願いいたします。

東出:こんばんは。東出です。お足元の悪い中、本日はお越しくださいましてありがとうございます。僕も三島監督とはいつかご一緒したいと思っていたんですけれども、こんなに早く実現するとは思わなかったですし、自分にはない、かなりピュアな恋愛ができたので、すごい素敵な撮影の日々でした。最後まで楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。

MC:東出さん、ありがとうございました。さあ、続けて最後になりますが、情感あふれる世界観の元、古い本に込められた人々の思いを丹念に描き上げられました、三島有紀子監督、お願いいたします。

三島:この作品の監督をやりました、三島有紀子と申します。今、地方でいろいろなことが起こって、いろいろな思いで過ごされている中ではあるんですけど、今日はスタッフもたくさん来てくれましたし、こうして役者の皆さんと一緒に皆さんにこの作品を観ていただけることを本当に幸せに思います。今日は楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。

MC:さあ、本作ですが、黒木さん、野村さん、成田さんが演じられたのは、ビブリア古書堂を舞台とした大切な秘密を巡る現代パート。そして東出さんと夏帆さんが演じられましたのは、知られてはいけない恋を描く過去パート。この2つによって構成されている作品なんですけれども、ぜひ皆さんに完成した作品をご覧になってのご感想を伺っていきたいと思います。まずは黒木さん。過去パートについて感想をいただきたいのと、ご自身が演じるにあたって、意識された部分を教えていただきたいと思います。

黒木:はい。答えます。過去パートは本当に、野村さんとも話していたんですけれども、素敵すぎて、まるで純文学のようなお二方といいますか、本当に小説を読んでるというか、観ている感じになって、その思いとか流れのつながったところに私達がいるんだなというのを感じながらやりました。お会いすることがあまりなかったので、ホテルで大きい人が来ると思ったら東出さんで(笑)。そんな感じだけだったので、映像で初めて観られて素晴らしいなと思いました。三島さんの愛がすごく、写真ひとつにも溢れていて。

三島:愛は黒木さんにもありましたよ(笑)。

黒木:それはもちろん感じておりますけれども(笑)。栞子さんの癖とかは三島監督と相談して、決めたりしましたね。