【全起こし】神山智洋「しげ、猫舌、大丈夫なん?」、重岡大毅「俺、猫舌やからなぁ…ニャアァァァ!!」Netflix「宇宙(そら)を駆けるよだか」プレミア試写会イベントレポート 全文掲載

MC:ありがとうございます(笑)。ステージに上がっている4人を見ると仲良しというか、いい感じで撮影が行われたのかなと思うんですが、それをまとめられた監督。監督にも伺いたいのですが、川端志季さん原作の「宇宙を駆けるよだか」を映像化するにあたって、特に意識した部分だったり、この作品を通して伝えたいという部分はどういうところなのか教えていただきたいです。

松山:初めて原作を読んで、とてもおもしろく拝見しまして、それを映像化するにあたって…この話は川端先生としていないので、もしかしたら違うよと怒られるかもしれないですけれども…あと、これはネタバレにもなってしまうので、観る前にあれなんですけれども。然子という見た目に恵まれない女の子が、あゆみというかわいい子の外見を奪うという物語ではあるんですけれども、それにまつわる美醜の物語ではあるんですが、これを描く際に大事なのは、美に対するコンプレックスだけではなく、なぜ美を欲しいと思っていたのか。然子という女の子は、親からも愛されず友達もできず、すごく孤独と愛に飢えていて、自分の承認欲求というものが強く、それを自分の見た目のせいにしていた、いい見た目が手に入れば自分は愛されると思っていた。それで、それを奪われたあゆみというのは、見た目が変わっただけで、中身は変わっていないのに自分自身を認めてもらえない、なんで自分は認めてもらえないんだろう?という葛藤もあり、それに混ざり、好きだからこそ気づけた男の子と逆に気づけなかった男の子、つまり“見た目がきれい、心がきれい、どっち?”みたいな話ではなくて。やっぱり人間は社会で生きていくうえでの根本的な承認欲求みたいなものがあって、そこに僕はメッセージとして自分に刺さりましたし、学園の高校生の物語ではあるんですけれども、社会で生きていくあらゆる世代に普遍的に突き刺さるテーマであるなと僕は解釈しまして、そこがちゃんと皆様に伝わるといいなと思いながら現場で撮影しておりました。

MC:非常にメッセージ性もあるという作品になっているので、今日は1話と2話を…この会場に…。

重岡:緊張してはりますか?

MC:ちょっと緊張しました(笑)。大丈夫です。

重岡:一緒に頑張りましょう!

MC:はい、頑張ります!(笑)。皆さんに楽しんでいただくので、ぜひ8月1日から最後まで観られるわけですから、どういったメッセージなのか感じ取っていただきたいと思います。ではここからは、すでに皆さんはステージ上で和気あいあいとされているので、いろいろとおもしろい話も聞けるんじゃないかなぁと思いまして、撮影中の裏話、エピソード、いろいろあるんじゃないですかね、重岡さん。

重岡:はい。ずっと一緒にいましたからねぇ。撮影したのは2月、3月ぐらい?

神山:そうですね。まだ全然寒かった時期でしたね。

重岡:全然寒くて。とにかく寒かったです!ね?

神山:寒かった…!

清原:重岡さんと神山さんはカイロを全身に…何枚貼っていましたっけ?

重岡:ほんまにみんなの想像の斜め上いきますよ?全身でほんまに15、6。

神山:ほんまに!

重岡:ほんまに!上とかいろいろ着れないじゃないですか?作品の中では季節がちゃうから。もうえげつないぐらい寒くて!だからパッチ穿いて、そこにバーッ!て。どこに貼ってたか教えましょか?ここでしょ、ここでしょ、それでここにも貼って、ここ、ここ、ここ…。(カイロを貼った場所を体全体で表現)

(会場爆笑)

重岡:10何枚貼って、その上にまたパッチ穿いてロンT着てみたいな。風がびゅんびゅん吹く中でやっていたので、とにかく震えたね!寒かった!

神山:そうねぇ。だからカイロのなくなりが異常に早くて。

重岡:でも、二人(清原と富田)はそんなに使ってなかったもんなぁ?

神山:あまり使ってた記憶ない。

富田:スカートなので…。

重岡:せやねんなぁ。でも、上半身にも貼ってなかったやろ?

清原:重たくなるのがあまり好きじゃなくて…。

重岡:年取ったらほんま寒なるで!

神山:ほんまに二十歳超えたらめっちゃ寒いで!

重岡:そうなんよ!監督とかめっちゃモコモコのダウン着てるから!いいなぁとか思いながら(笑)。そういうのも懐かしいですよね!

神山:そうねぇ。

重岡:何かありますか?他に。裏話というか、こんなん実は思ってたとか。

神山:撮影は大体1か月半ぐらいあって、いろいろと撮影が進む中で、やっぱりどんどんそれぞれ距離も近くなってくるわけで、一緒にご飯とか食べていたりしてたわけじゃないですか、僕ら。そこで、なんやったかなぁ、カレーやったかなぁ?撮影の休憩で、お昼ご飯でカレーが出たんですよ。で、そのカレーをみんなで仲良く食べましょう!ということで、カレーをみんなで食べてたんですよ。そしたら、重岡くんという人がですね、「俺、猫舌やからなぁ!」って言ったんですよ。「俺、猫舌やからなぁ!大丈夫かなぁ!フーフーフー…(カレーを食べて)ニャアァァァ!!」って言うたんですよ!

(会場、ざわつきと笑い)

神山:もうこんな感じになった!

(会場爆笑)

重岡:やりましたね、楽屋で。今回は4人の話でしたから、仲がええのも絶対大事だと思ったから…。

神山:それは大事ですよ!

重岡:なんとか笑かそう思って。楽屋でやってんだよ!?ここでやってないからな!?そうなんですよ。1回、2回じゃないもんね?

神山:1回、2回じゃない。何回やったやろ?4、5回やったね!4、5回、俺が振って、「しげ、それ熱いんちゃう?猫舌、大丈夫なん?」って言って、(重岡が)「大丈夫かなぁ!俺、猫舌やからなぁ!」パク。「ニャアァァァ!!」言うて。

重岡:自分で言うてんねんで!「しげ、猫舌やからなぁ!」「おう!…ニャー!」って言うたら、(神山が)「ふっ…」って。

(会場爆笑)

重岡:「ふっ…」じゃないよ!「ふっ…」じゃないからなぁ!思うてたんよ、俺は!

神山:ごめん(笑)。

重岡:「ふっ…」ってなんやって!(笑)。

神山:ははは!

MC:さて…。

神山:あ、ごめんなさい…。

MC:猫舌話がずっと続いておりますけれども(笑)。

重岡:俺らの「さて」(笑)。ごめんな!