【全起こし】古川雄輝、舞台挨拶でマジックを披露するも「正直僕たちもどうやっているのかわからないんです(笑)」『風の色』公開初日舞台挨拶 全文掲載

MC:どうもありがとうございます。それでは、これから映画をご覧になる皆様に見どころなどを含めましていろいろなお話を伺って参りたいと思います。まずは古川さん、客席をじっくりと眺めていらっしゃいますけど、今もお話にありましたように、3年の年月を経ていよいよ公開となりました。やっぱりお気持ち、感慨もひとしおでしょうか。

古川:そうですね。やっぱり、先ほども言いましたけど3年経っているので、僕も30歳になりましたし、それでやっと観ていただけるというのは非常に嬉しいというのと、今日来てくださった皆さんがこんなにたくさん集まってくださってというので本当に嬉しくて。今まで撮影してきた作品の中でも、たぶん断トツで過酷な現場だったといいますか、本物の氷水に入ったり、流氷脱出マジックで水の中に入ったりっていう、過酷だった分、それで主演をやらせていただいたということもあって、いろいろ今になっても『風の色』の現場のことを思い出すことがあるので、思い入れのある作品を観ていただけるということで非常に嬉しく思っています。

MC:これからどんなふうにお客様が受け止めてくださるのかもまた楽しみなところですよね。

古川:そうですね。日韓合作映画ということで、今まで観たことがない雰囲気があるラブストーリーになっていると思っているので、皆様がどう思うのか非常に楽しみにしています。

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MC:はい。藤井さんは、このヒロイン役、約1万人のオーディションの中から選ばれたということで、そのオーディションから撮影、さらに今日の初日となると、振り返ってみていかがでしょうか?

藤井:監督の作品は前々から拝見させていただいていて大好きだったので、このオーディションは勝ち取るしかないという気持ちで無我夢中にオーディションをやっていたと思うんですけれど。撮影をし終わった後に、そのオーディションのときの映像を監督に見せていただいて、今回本編で使われているシーンだったり台本の台詞をオーディションでやったのですが、やっぱり背景のない亜矢とゆりを演じるものと、撮影をし終わった後の亜矢とゆりの気持ちっていうものはまた違ってすごくおもしろくて、きっと監督もその違いを感じてほしかったのかなぁと思って。それで今こうやって初日を迎えて、こんなにたくさんの方々の前でこう話せていただいているのが変な感じがします(笑)。嬉しいです、とても。

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MC:今日は監督はお越しにはなっていらっしゃらないんですけれども、やはりお二人にとっては監督の存在は大きいでしょうか?藤井さん、いかがですか?

藤井:そうですね。今日も朝に連絡をいただいて。「頑張ってきてね!」という連絡をいただきまして、監督の分も今日は皆さんに『風の色』という映画の素晴らしさを少しでも伝えられたらいいなぁと思ってきました。

MC:古川さんはいかがでしょうか?クァク・ジェヨン監督との作品作りを振り返ってみて。

古川:非常に愛情がある監督ですので、作品が終わっても連絡をくださったり、撮影中に撮った写真を送ってくださったり。撮影中も毎日一緒にご飯を食べたりしていたので、本当に演者に対して愛情のある監督だなという印象ですね。