ロングセラー児童小説の実写映画『パディントン2』のジャパンプレミアが、1月16日にTOHO シネマズ六本木ヒルズで行なわれ、落ちぶれた俳優フェニックス・ブキャナン役のヒュー・グラント、ブラウン一家のお父さん役であるヒュー・ボネヴィルが来日。日本語吹き替えキャストである斎藤工(ブキャナン役)と、三戸なつめ(ジュディ役)と共に、レッドカーペット&舞台挨拶に登場した。今回は本舞台挨拶の模様を全文掲載でお届けする。
MC:ブラウン一家のお父さんを演じているヒュー・ボネヴィルさん、そしてフェニックス・ブキャナン役のヒュー・グラントさんが来日いたしました。どうぞよろしくお願いします。改めてようこそお越しくださいました!皆さん盛大な拍手をお願いいたします。早速日本のファンの皆様にお二人からお一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。まずはブラウン一家のお父さん、ブラウンさんを演じていますヒュー・ボネヴィルさんです。
ボネヴィル:あたたかく迎えてくださって本当にありがとうございます。1作目も大勢の方々にご覧いただいたと伺っておりますが、2作目はもっと気に入ってくれると思います。どうもありがとうございます。
MC:ありがとうございます。続きましてフェニックス・ブキャナン役になります、ヒュー・グラントさんです。
グラント:ここにいらっしゃる方の多くが長年私の作品を応援してくださって、本当に感謝しています。例外も何作品かありましたけれども(笑)。しかし自分が今まで出演してきた中で、この作品がベストなのではないかと思っているんです。出演すると申し上げるときはそのように思っていなかったのですが、不思議なほどに傑作になっています。ヒュー・ボネヴィルさんが出ているのにもかかわらずにね(笑)。
MC:ありがとうございます。まずはヒュー・ボネヴィルさん、初来日ありがとうございます!
(会場拍手)
ボネヴィル:ありがとうございます。
MC:しかも『パディントン2』。私たちも嬉しかったんですけれども、続編が決定したときはどのようなお気持ちでしたか?
ボネヴィル:不安でもあり、ワクワクした気持ちにもなりました。ワクワクした気持ちになったのは、1作目が大成功を収めたこと、何よりキャラクターを作り上げた原作者のマイケル・ボンドさんのお墨付きだったということもあったからです。心配な部分があったというのは、いわゆる“セカンドアルバム・シンドローム”というのがありまして、2作目が1作目ほどうまくいかなかったりすることが多いのですが、この作品がファミリージャンルのなかの『ゴッドファーザー PARTⅡ』のような、1作目と同じくらいおもしろい作品として受け止めていただければと思っています。
MC:もちろん日本でもそうなってほしいですよね、皆さん!
(会場拍手)
MC:ヒュー・ボネヴィルさん、ブラウンさんは前作でパディントンと出会ったことによって随分と変化したと思うんですけれども、ヒュー・ボネヴィルさん自身が変化したことは何かございますか?
ボネヴィル:一番の変化は、1作目、2作目とブラウンさんを演じてきたわけですが、みんな私にマーマレードを送ってくるんですね。ですから、家の戸棚がマーマレードでいっぱいになってしまいました。1作目の公開の後に友人が送ってきたんですけれども、もうしまうところがないんです。嬉しいけれどもういいよと思っています(笑)。