【全文掲載】土屋太鳳「自分の弱さに向き合うことって、すごく覚悟がいる」役と共通した現状の思いを告白

MC:昨日ついにシーズン2の配信がスタートとなったわけですが、山﨑さん、土屋さん、佐藤監督、今のお気持ちは?

山﨑:本当にやっと配信されたんだなぁとすごく嬉しく思ってます。撮影はもう一年前なので、それだけ時間をかけて作り上げたシーズン2が、シーズン1もすごい反響いただいて、今回どのように広がって行くのかっていうのがすごくワクワクします。

土屋:そうですね。実は昨日仕事の都合で東京に帰ってきたんですけど、新幹線で斜め前の方から、最初の銃撃シーンの音が聞こえて。たぶん、音が出ちゃったんでしょうね。銃声が聞こえると思って見たら、アリスを観ていらして、すごく嬉しくて「感想いかがですか?」って聞きたくなりました(笑)。

佐藤:監督をしました佐藤です。やっぱり撮影も長かったですしで、灼熱の頃からもう極寒の頃まで、四季折々をたどってるわけじゃないんですけど、ずっと夏の話なんで。過酷な中で皆さんと一緒に戦ってきた作品でしたし、もう実は一年ぐらい経ってるんですけども、撮影後もずっと仕上げに従事しておりました。なので配信が近づくにつれて、僕もドキドキし始めて、配信ってある時間でぱっと始まるんで、不思議な気持ちになりながらその時を迎えたんですけど、一斉に「やっと始まった」みたいな声がこう上がってたのをネット上で見て、ちょっと僕も熱くなりましたねえ。本当に、一人部屋で熱くなってました。

MC:山﨑さん、桜田さん、磯村さん、そして仲さんに質問です。演技で苦労された点はありましたか?

山﨑:自分の中で「これだ」っていう道が見えたときのエネルギーみたいなものは大切にやりましたね。アリスはゲームがもともと好きで、命を懸けたげぇむに…すげえ長くなりそう(笑)。30秒だから(笑)。ゲームをやってたとするじゃないですか。テレビのゲーム。その時に、「あ、これでクリア!」ってなった時の爆発力みたいなのを、一人で出さないといけない瞬間とかが多くて。それはちゃんとエネルギーを持ってバッと出そうと思ってやったりしてました。

桜田:僕が演じたにニラギは、元々は知能タイプなんですね。頭を使ってゲームをやっていくのが得意なキャラクターでもあるんですけど、最終的に体の状態が満身創痍な状態になっていて、歩くだけでも辛いはずなんですけど、シーズン2で僕が演じていたシーンが、基本的に運動量が多いシーンばかりで、本当は走れないし、歩くのも辛いんじゃないかっていうぐらいの体の状態でやるっていう。その中でも、チームワークみたいなものを考えて、知力だったり、ニラギなりの考えをもってはいたんですけど、体はつらい状態なのに運動量が多いシーンを演じてくっていうところのリアリティだったり、考え方みたいなものを少し苦労したかなと思いました。

磯村:誰が今やっているげぇむを崩すのか、崩している本人は誰なのかっていうのは、全員登場人物にあると思うんで、フラグの立て方というか、自分かもしれないし、自分じゃないかもしれないっていう。フラグの匂わせみたいなものをどこか入れたいなとか思いながら演じてましたね。

仲:とりあえずセリフが長すぎて、もうそれだけで私はいっぱいいっぱいで(笑)。もう無理なんですよね。覚えるって事が。基本的に。だから、本当に台詞が多くて大変でした。普通の回答ですけれども、本当にそれが一番大変でした。

MC:監督、そうなんですか?

佐藤:追い詰められてるって話聞いてたんで、申し訳ないなと思いつつ(笑)。でも、神がかってましたんで。その空気を観てもらいたいなと思います。本当に神がかってます。