MC:目黒さんはいかがですか?
目黒:僕は牛です。
大泉:お前、本当にブレねぇな!?もれなく牛だよな?
目黒:牛ですね。干支も牛ですし、シンプルにマイペースなんで動きが遅かったり、のろのろしている感じが牛っぽいかなって思ってます。
大泉:のろのろしてるイメージ、そんなに無いけどね。
目黒:小さい時に家族でご飯食べてる時に、みんなが「ごちそうさま」っていなくなっちゃって、僕だけ2時間ぐらいかけてご飯食べてたんですよ。今は無いですけど、さすがに。そういう子だったんで、牛かなと思います。
大泉:牛が食うの遅いって決めてかかるのはどうかと思うけど。結構な勢いで彼ら牧草食うからね。「おめえと一緒にすんな」って、牛は思ってるかもしれないけど。「この速さでお前、牧草食えるのかよ?」って。
目黒:勝手なイメージですけど、牛なのかなって(笑)。
MC:柴咲さんは何ですかね?
柴咲:私は武士。牛が出たからとかじゃ全然なくて(笑)。
大泉:牛がいて武士がいるわけですよ。我々にはね。
柴咲:古美術屋さんとかで刀が並んでたりするじゃない。そういうの見ると、それこそ武者震いじゃないですけど、ゾクゾクして「欲しい!」と思う。あとは侍系の映画とかに出ると、私は女性なので、侍の役ではないわけじゃないですか。見守る役が多くて。悔しいなと思うんですよ。「私もやりたい!」って。
大泉:大河ドラマで主役やったときは、非常にいい役だったんですね?
柴咲:そうですね。刀は持たずともでしたけど。
MC:廣木監督は何でございましょうか?
廣木:…ミズスマシ。
大泉:(爆笑)
廣木:ミズスマシ。水の上にいるやつ。
大泉:牛がいて武士がいて虫がいるっていう(笑)。あまりにも監督の答えは毎回可愛い。なんでしたっけ?この間は、生まれ変わってもう一回会いたい人はって言ったら、「飼ってた犬」とか言ってましたよね?
廣木:秋田犬(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。もうひとつ、大泉さんと有村さんに聞いてみようと思うことがございます。今回、映画の中で登場人物に、八戸の出身であることから急速に親交深めたり、高田馬場が舞台であったりとかありますよね。そこで、お二人自身の思い出の中で、ここは自分の運命を変えた場所だなと鮮烈に残っている場所、どこがございますか?
有村:北欧(笑)?さっきも言っちゃったけど(笑)。
大泉:人生が変わるほどだったんですか?
有村:人って勝手に涙って出るんだっていう。知らない間に泣く?って思ってたけど、そんなことあるんだって思うぐらい、絶景というか出会った時に感じましたね。
大泉:私は帰りたくて涙が出ましたけどね。北欧行った時に。
MC:大泉さんはいかがですか?
大泉:俺は世界中どこ行っても涙出たことないなあ。あれじゃないですかね。やっぱりあのー、北海道でね、私は大学受験に失敗しましたけれども、北海学園大学に行ってSnow Manのみんなに会えたことが…
目黒:全然違いますよ!びっくりしました。TEAM NACSですよね?
大泉:ちーむなっくす?ちーむなっくすって何ですか?
目黒:Snow Manじゃなくて、TEAM NACSさんですよね?
大泉:ああ、ちーむなっくすさんの方ですか?
目黒:いやいや、僕はSnow Manです。
大泉:僕がSnow Manですよ?
目黒:僕がSnow Manです(笑)。
大泉:何言ってるのアナタ?僕がSnow Manですよ?
目黒:(笑)。でも、今分かりました、嘘ついて笑いとるなっていうのが。良かった、ツッコミの準備してて(笑)。
大泉:(爆笑)。やっぱりね、Snow Manに出会えた大学が、僕を変えた場所ですね。
MC:全国のみなさんが多分、首を振ってると思いますよ(笑)。
大泉:暴動起きてますね。全国で。「ふざけんな!」って。北海道の皆さんは、悲しんでるかもしれないね。うん、TEAM NACSも好きだよ(笑)。
MC:ということで、どうもありがとうございました。あっという間にお時間が近づいてまいりましたので、廣木隆一監督と大泉さんにメッセージをいただければと思います。
廣木:僕は、生まれ変わりは信用してたりしてたんですね。で、この映画もそれをテーマに描いてます。それぞれの人がそれぞれの立場で、生まれ変わりというものをどういうふうに見ているかを描いています。それを観てもらえると嬉しいです。
大泉:私の役は、柴咲さんと娘と3人家族だった私が、いっぺんに妻子を失いまして、どん底の境遇に置かれる男ではありました。撮影中に家に帰って娘を見てると、なんか本当に自分の周りにある普通っていうのは本当にありがたいことで、すべてが奇跡の連続なんだなというふうに思います。そして僕はその映画の中で生まれ変わりというのが信じられない男でもあるわけですけど、でもそのね、目黒くんが演じた三角というのは、自分の愛した人が生まれ変わって、この世にもう一度いるかもしれないと思う方で。僕も生まれ変わっても、もう一度逢いたい人が周りにたくさんいるし、出会ったみんなとまた生まれ変わっても会いたいなって思いもあります。この映画を観ると、いろんなことを考えられる。辛い映画でもあるけども、観終わった後は、どこか温かい気持ちになれる映画だと思います。明日からいよいよ公開になります。今日、全国の映画館で観ていただく皆さんも、そしてここにいる皆さんも、映画は口コミが命でございます。面白かったよと伝えてもらえれば観ていただけるでしょうし、どうか皆さんで広めていただければと思います。SNSでね、なんかつぶやくとですね、同じハッシュタグだと威力があるわけでしょう?やれトレンドだって。なので、皆さん、ぜひ「#目黒蓮厚底の靴履いてんじゃねーよ」
目黒:違う違う違う(笑)。それをトレンドに入れちゃだめですよね。これじゃないです。トレンド入れても意味ないです。
大泉:「#大泉洋はSnowMan」で。
目黒:それも違いますね。もっと大事なことあるじゃないですか。びっくりした(笑)。
大泉:覚えちゃいないんですけど(笑)。「#月の満ち欠け見たよ」で、お願いします。間違っても「目黒蓮厚底」はやめてください。目黒くんのファン、ものすごく多いから、それ書かれちゃうと良くわかんないままトレンドに上がっちゃうんで。「#月の満ち欠け見たよ」ということで、感想書き込んでいただければと思っております。我々が必死に作った映画でございます。たくさんの方に観ていただければと思っております。明日から公開になります。この映画をよろしくお願いいたします。
『月の満ち欠け』
2022年12月2日(金)より、全国公開
監督:廣木隆一
原作:佐藤正午「月の満ち欠け」
脚本:橋本裕志
音楽:FUKUSHIGE MARI
劇中曲:John Lennon「Woman」(ユニバーサル ミュージック)
出演:大泉洋 有村架純 目黒蓮(Snow Man) 伊藤沙莉 田中圭 柴咲コウ 菊池日菜子 小山紗愛 阿部久令亜 尾杉麻友 寛一郎 波岡一喜 安藤玉恵 丘みつ子
配給:松竹
【ストーリー】 小山内堅(大泉洋)は、愛する妻・梢(柴咲コウ)と家庭を築き、仕事も順調、どこから見ても順風満帆だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ったことで幸せな日常は一変。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして、彼女と同じ名前をもち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性(有村架純)について語りだす。それは数十年の時を超えて明かされる、はかなくも鮮烈な、許されざる恋の物語だった。一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たち。その二組をつなぐ、誰も想像もしえなかった数奇で壮大な愛の軌跡とは…。
©2022「月の満ち欠け」製作委員会