【全文掲載】前田敦子「私は一人で育てていますけど…」ドラマで家族愛を再確認?

MC:続いてエピソード3「最悪のデートが最高になったわけ」。伊藤さん、演じられる際に意識したことなどあれば教えてください。

伊藤:そうですね。どうしても年齢とともについつい忘れてしまいがちな、ときめく心とか、人を想ってキラキラする気持ちを呼び戻すような感覚で臨みました。とても楽しかったですね。

MC:石橋さんはいかがでしょうか?

石橋:今回の作品が短編ということで、これまでも短編をやったことがあるんですが、30数分の中で登場人物の経てきた時間をどう表現すればいいのかなっていうのは、事前に山下監督といろいろ話をしましたし、現場は蘭さんと一緒に非常に楽しくやらせていただきました。

MC:映画の中でもとても楽しそうなデートの様子がありましたけども、実際、撮影現場も楽しかったですか?

石橋:楽しかったです。はい(笑)。

MC:山下監督に、お伺いします。撮影を通して感じられた伊藤さん、石橋さんの魅力を改めて教えてください。

山下:そうですね。映画監督になる前から見ていたお二人だったので、緊張がばれないように(笑)。とにかく迫力ある二人だったので、いかに可愛らしく見えるかっていうことを考えながら撮影しました。

MC:石橋さん、伊藤蘭さんのときめいてる感じとか、キラキラしてる感じを真正面に座っていて、かなり感じたんじゃないですか?

石橋:ビンビン伝わってきました(笑)。嬉しかったですよ。ドラマと知りつつ嬉しかったです。

MC:逆に伊藤さんはいかがでしょうか?

伊藤:初めてだったんですけれども、自然にそういう気持ちに近づいていくのがわかりました。ちなみに監督がそういうお気持ちでいらしたっていうことはバレてません(笑)。

MC:ありがとうございます。さあ続いてエピソード4「冬眠中のボクの妻」にまいりましょう。成田さん、どんな役作りをしたんでしょうか。

成田:まず監督には、「とにかく優しく包み込んでほしい」というのと、「とにかく可愛らしくいてほしい」というのと、「世界中の人に、こんな夫が欲しいと言われるような役を作ってほしい」と言われたんですけど…、頑張りました(笑)。

MC:あんなに優しい男性、なかなかいないですよね。

成田:なかなかね、不器用ながらも一生懸命寄り添って守ろうとする素敵な男性だなと思いながらやってましたね。

MC:夏帆さんは、どのように役作りをされましたか?

夏帆:そうですね。私は心が少し疲れてしまった女性を演じているんですけど、切実でありながらも重く、暗くなりすぎないようにといいますか、それはもう監督から最初から最後までずっとご指摘いただいて、気持ち的には沈んでいるんですけど、ちゃんとエネルギーを持ってというのは常に意識しながらやってました。

MC:成田さんの優しさというのはいかがでしたか?

夏帆:すっごい可愛らしい夫婦なんですよね。成田さん演じる夫がすごく優しくて。一方、私が演じる妻が振り回すじゃないですけど、その二人の関係が可愛いらしいなと思いながらやってました。

MC:隣の荻上監督にも伺います。心の内面を表現するために、お相撲さんを登場させるなど、ユニークな演出もありましたけれども、あのアイデアというのはどこから湧いたのでしょうか?

荻上:夏帆さんが、うつ状態に陥ってしまう役で、実際いろいろ調べたら、うつ状態の方って鉛が上に乗っかているみたいな感じで、本当に重たくて起き上がれないっていうことが分かったので、日本で一番重たいものって言ったら相撲じゃね?って思って。相撲さんを夏帆さんの上に乗っけてみました。