MC:阿部さん、初日を迎えて、どんな思いですか?
阿部:嬉しいですね。
MC:今回の映画の中で一番好きなシーンはありますか?
阿部:僕ね、色々あるんですよ、成瀬がだんだん音楽を好きになっていくっていうシーンが。その段階を踏まえた時に、教会で自分で練習しに行く時に、清野さん演じる春子が教会で泣いている姿を見て、その辺りから徐々に話の展開が変わっていくっていうあのシーンがすごく透明感があって、僕はすごく好きです。
MC:清野さん、シーンを振り返ってみていかがですか?
清野:春子が抱えている問題っていうのが、結構ディープなものだったので、毎日子育てをしながら、音楽をやりたいけど、子育てがある。その葛藤っていうのがとても苦しいシーンでしたね。
MC:阿部さんとの共演を振り返ってみて、いかがでしたか?
清野:撮影の合間に、どの合間にもずっとドラムのスティックを持って練習をされていて、その姿に私もとても勇気をもらえたというか、すごくかっこいいなって思いましたし、私ももっともっとトランペットを、撮影期間にもっと頑張っていこうっていうふうに前向きにさせて頂きました。
MC:だそうでございます。阿部さん。
阿部:はい。(笑)。
MC:ドラムは今も続けたいというのがあるんですか?
阿部:終わった時に、一瞬買おうかなと思ったんですよ。だけど家におけないし、音も出せないなと思って、今でも悩んでます。機会があったら買いたいなって。本当に好きになったんで。
MC:磯村さんもドラムをやられていたんですよね。
磯村:そうですね。役で一度やったことがありますね。僕は買わなかったですけど、無理だなと思って。難しいなーと(笑)。阿部さんのドラムのシーンは、実際に現場でも見てましたけど、ドラムの難しさを知っているからこそ、阿部さんのドラム姿が、とにかくかっこよくて鳥肌立ちましたね。
MC:清野さんは、好きなシーンはありますか?
清野:やっぱりクライマックスのみんなでの演奏シーンですね。撮影に入る前にも皆さんと集まって全体の練習もしていたので、そこからみんなすごく成長してあのシーンを迎えたので、撮影する前にすごく緊張して、演奏者ってこういう気持ちになるんだっていう。すごい緊張感とワクワク感と、会場を一つにする音楽の素晴らしさっていうのもそこで感じましたし、あのシーンは本当に大好きです。
阿部:あれは最高ですよ。集大成というか、撮影も後半だったんで、その日はそのシーン一日、全員集中してやりましたし、本当にうまくいったシーンだなって思っています。撮影、何時間でしたっけ、監督?
内田:一日ですね。ワンシーンで一日です。
MC:高杉さんは、あのシーンを振り返ってみていかがですか?
高杉:その日が最終日ではなかったので、あの後にも撮影はあったんですけど、この映画の大きなシーンのひとつを撮り切ったっていう感じは、みんなあったような気がしました。あれに向けてずっと皆さん練習をしていたので、はい。
MC:モトーラさんはどうでしたか?
モトーラ:あそこの最後の部分が一番好きなシーンで、みんなで演奏して表現して、音楽の力をぶわーって感じました。
MC:モトーラさんは、落としちゃったらどうしようとか不安になったりしませんでしたか?
モトーラ:不安でした。あの日の撮影が終わるまでは、ずっと手に汗握っているみたいな感じでした(笑)。
MC:磯村さんは、あのシーンをご覧になってどうでした?
磯村:皆さん撮影のギリギリまで、音出しをしてたり、自分のメロディーの指を練習したりするのを見ていたので、バックヤードを知って実際本番の演奏をしているシーンを見ていたので、役を超えて普通に自分が感動してましたね。ずっと見ちゃいましたね。
MC:磯村さんは、どこか好きなシーンを他にあげるとしたら何ですか?
磯村:冒頭のシーンで、テレビでバイきんぐさんのコントが流れていて、あれが気になるんですよ。一番最初に。なぜバイきんぐさんなんだろう?けど、そこに監督さんの狙いがあるのかなっていうところが気になっていて、監督あそこはなんかあったんですか?
内田:なかなか難しい質問を(笑)。日常のTVで流れてるバラエティみたいなお笑いとか、そういうのがいいなと思ったんですけど…。単純にバイきんぐさんが好きっていう、それだけで(笑)。楽曲とかもそうですけど、悩んだ時はなるべく自分が好きなものにしてます(笑)。
磯村:解決しました(笑)。ありがとうございます。
MC:バイきんぐさんにオファーした時、どういうリアクションだったんですか?
内田:本人達は知らないんじゃないですか?収録されたものを使わせていただいているので(笑)。是非、誰かお会いしたら聞いておいてください(笑)。