阿部寛「本当にもめだすような雰囲気になっちゃって」『異動辞令は音楽隊!』もめるシーンは演技ではなかった!?

『ミッドナイトスワン』の内田英治が監督を務め、阿部寛が主演する『異動辞令は音楽隊!』が、8月26日に公開初日を迎え、同日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた初日舞台挨拶に、キャストの阿部寛、清野菜名、磯村勇斗、高杉真宙、モトーラ世理奈、そして内田英治監督が登壇した。

本作でドラムに初挑戦した阿部は、「撮影が終わった時に、一瞬買おうかなと思った」ことを告白。しかし、「家に置けないし、音も出せないなと思って、未だに悩んでます。機会があったら買いたいなって。本当に好きになった」ことを明かした。

清野は阿部との共演について聞かれると、「撮影の合間に、ずっとドラムのスティックを持って、ずっと練習をされていて、その姿にとても勇気をもらえた。すごくかっこいいなって思いましたし、私ももっとトランペットの練習を頑張っていこうって前向きにさせてもらった」と阿部の姿勢を絶賛した。

劇中のマーチング練習シーンについて聞かれた阿部は、「動きがセコい(笑)。小股歩きじゃないですか?嫌なんですよ…。俺と渋川清彦さんだけ、抵抗感があって…」と本音をポロリ。続けて、「もめるシーンがあったんですけど、本当にもめだすような雰囲気になっちゃって(笑)。結構大変でした(笑)」と、笑顔で撮影の裏話を明かしていた。

『異動辞令は音楽隊!』
2022年8月26日 全国公開
監督・脚本:内田英治
出演:阿部寛 清野菜名 磯村勇斗 高杉真宙 板橋駿谷 モトーラ世理奈 見上愛 渋川清彦 酒向芳 倍賞美津子
主題歌:Official 髭男 dism「Choral A」
配給:ギャガ

【ストーリー】 犯罪捜査一筋30年の鬼刑事・成瀬司(阿部寛)は部下に厳しく、昭和さながら犯人逮捕の為なら法律すれすれの捜査も辞さない男。家族もろくに構わず一人娘・法子(見上愛)からはとうに愛想をつかされている。そんな成瀬は高齢者を狙った「アポ電強盗事件」が相次ぐ中、勘だけで疑わしい者に令状も取らず過激な突撃捜査をしていたが、そのコンプライアンスを無視した行動が仇となり、突然上司から異動を命ぜられる。刑事部内での異動だろうと高をくくっていた成瀬だったが、異動先はまさかの“警察音楽隊”だった…。

©2022 『異動辞令は音楽隊!』製作委員会